
変革の真っ只中、LockerzはAddToAnyを創業者に売却
ジョン・クック著
マイケル・バーチ氏は昨日、ソーシャルネットワーキングの新興企業であるBeboを当初8億5000万ドルという巨額で買収したAOLから100万ドルで買い戻すことに成功したと発表した。
ここに、またしてもスタートアップ経営者が、かつての自分の宝を取り戻したというニュースが飛び込んできた。2年前の今月、ソーシャルシェアリングプラットフォーム「AddToAny」をシアトル拠点のLockerzに売却したパット・ダイベン氏が、このスタートアップの経営権を取り戻したのだ。
「これまで以上に情熱と感謝の気持ちを胸に、フルタイムで仕事に戻りました。そして、鍵も手に入れました」とダイベン氏はブログ記事に綴っている。「パブリッシャー、開発者、そしてもちろんエンドユーザーにとって最も大切なものを(再び)提供するのが待ちきれません。」
ある情報筋がGeekWireに語ったところによると、Lockerzは変革の一環としてAddToAnyサイトを閉鎖する予定だったが、契約に含まれるアーンアウト提案との潜在的な衝突を懸念し、同社をDivenに売却することに決めたという。
この買収は、ロッカーズにおける大きな変化のさなかに行われた。同社はクライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤーズ、DAGベンチャーズ、ライブ・ネイションなどから4,000万ドル以上を調達している。また、創業者兼CEOのキャシー・サヴィット氏が昨年同社を退社し、ヤフーの最高マーケティング責任者に就任した。
Lockerzでは、多くの幹部やスタッフが解雇されたり、自らの意思で退職したりしたと聞いています。中には、レイラニ・オーガスティン氏、ブルース・ブルックス氏、トリシア・フラジョール氏、アンドリュー・フォーシエ氏、そして最近SlimSurveysを立ち上げたダニエル・マラシュリアン氏などがいます。開発チームの多くも退職したと聞いています。同社は現在、「Ador」という新しいオンラインファッションサイトを中心に事業の再構築を図っていますが、この事業に関する詳細は明らかにされていません。
「既に報告されている通り、組織変更を行いました」と、CEOのマーク・スタビンガス氏は先月GeekWireへのメールで述べた。「個々の従業員についてはコメントしません。現在、プライベートベータ版で提供している新製品の開発に全力で取り組んでいます。」
同氏は、今後数カ月以内に新製品の方向性に関するより詳しい情報が明らかになるだろうと述べた。
[TechCrunchに感謝]