
スタートアップデービデオ:Contourの共同創業者マーク・バロスがCEOになる際の落とし穴について語る
トッド・ビショップ著
多くのスタートアップ創業者は名目上のCEOの肩書きを名乗りますが、ベンチャー企業を立ち上げることと、実際に既存の企業を率いることには大きな違いがあります。そして、CEOへの移行は、多くのスタートアップ創業者にとって、予想外の課題に満ちています。
これが、2004年にワシントン大学時代の同級生ジェイソン・グリーンと共にアクションカメラメーカーContourを設立したマーク・バロス氏による、GeekWire Startup Dayでの非常に率直で洞察力に富んだ講演のテーマです。Contourという名前に聞き覚えがあるとすれば、それはGoProのライバルであるこの企業が最近話題になっているからです。8月に突如として閉鎖された後、先週、ブランドを復活させたいと考える買い手が現れ、一筋の希望の光が見えてきました。

「会社を設立したんですが、倒産してしまいました。今辞めたいなら、それはいい考えだと思いますよ」とバロス氏は冗談めかして話を始めた。
今年初めに同社を去り、閉鎖には関与していなかったバロス氏は、自身の経験と、その過程で学んだ困難な教訓を語りながら、創設者からCEOへの移行に焦点を当てて講演した。
CEOは創業者とは違うものを愛さなければならない、と彼は説明する。単に違うことをするだけでなく、 違うものを愛さなければならないのだ。
創業者は創業初期には基本的に全てを担いますが、CEOは実際に仕事をしている人々やチームを率い、会社を成功に導くシステムを運営する能力が求められます。創業者は仕事の後、飲みながら大きな決断を下すこともあるでしょうが、CEOは廊下で従業員と会話する際には注意が必要です。何気ない一言が戦略変更としてチームに伝わってしまう恐れがあるからです。
バロス氏は、この経験全体をジェットコースターの製作に例える。「最悪なのは、『俺は前にいる。ちょっと待てよ、このヤツらを全員説得して俺の仲間に加わらせたんだぞ。なのに、俺はハンドルも車輪もない車に乗っている。ああ、そういえば、コースを完走していないな』って思うことだ」
上の動画で彼の講演の全編をご覧ください。起業や事業拡大を目指す人なら誰でも、ぜひ視聴・視聴すべきです。スタートアップ創業者の人生と成長過程を垣間見ることができるこの貴重な機会を共有してくれたマーク・バロス氏に、心から感謝いたします。
同じ精神で、SquareHub CEO の Dave Cotter による、彼自身の人生を変えたどん底の瞬間についての Startup Day の講演もご覧ください。
GeekWire Startup Dayにご参加、ご支援いただいた皆様、ありがとうございました。今後、講演のハイライトを随時お伝えしていきます。