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アマゾンは利益増加に向けた大規模な取り組みの一環として「人員削減をまだ一時停止中」

アマゾンは利益増加に向けた大規模な取り組みの一環として「人員削減をまだ一時停止中」

トッド・ビショップ

アマゾンは第2四半期末の従業員数を、本社従業員と倉庫従業員の両方を含めて146万人としたが、これは同社が3カ月前に発表した数字より全体で約4000人少ない数だ。

これは、アマゾンが第1四半期に発表した7万6000人の前期比人員削減と比較すると小規模な減少だが、過去の驚異的な成長には遠く及ばない。

アマゾンの従業員数は2022年第1四半期に162万人に達した。

アマゾンの最高財務責任者、ブライアン・オルサフスキー氏は記者との電話会議で、同社の事務・技術部門従業員削減の一部が第2四半期の業績に反映されたと述べた。

さらに、アマゾンはフルフィルメントと配送業務において請負業者の活用を増やしていると彼は述べた。これらの労働者はアマゾンが公表している数字には含まれていない。

「現在、顧客にとって極めて重要なポジションを除き、人員削減は引き続き一時停止しています」とオルサフスキー氏は述べた。「そのため、当四半期の業績は前期比でプラスに働くでしょう。…私たちは引き続き全般的にコスト構造に留意しており、収益性と投資収益率が以前の水準に戻るまで、その姿勢を維持していきます。」

アマゾンは第2四半期決算を発表し、第1四半期の売上高は前年同期比11%増の1,344億ドルだったと報告した。純利益は1株当たり0.65ドル(67億ドル)だった。

営業利益は77億ドルで、前年同期の33億ドルから増加し、アナリスト予想および会社予想の上限を上回った。

同社は1月に1万8000人のレイオフを発表した。これは同社史上最大規模となる。3月にはさらに9000人のレイオフが発表され、従業員総数は2万7000人となった。レイオフの対象はシアトル本社および世界各地のオフィスのコーポレート部門とテクノロジー部門の従業員が中心となっている。

アマゾンはシアトル地域に65,000人以上の企業および技術部門の従業員を抱えており、これは世界中の350,000人の企業および技術部門の従業員の一部である。