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トランプ大統領はアマゾンの規制に「執着」していると報じられており、ジェフ・ベゾスの翼を切り落としたいと考えている。

トランプ大統領はアマゾンの規制に「執着」していると報じられており、ジェフ・ベゾスの翼を切り落としたいと考えている。

ジョン・クック

ジェフ・ベゾス
トランプ大統領はアマゾンとそのCEOジェフ・ベゾスを狙っているのか?(GeekWire Photo)

最近、Facebookに対する政府の規制をめぐる議論は至る所で話題になっています。しかし、ドナルド・トランプ大統領は、もう一つの巨大IT企業、Amazonを標的にしていると報じられています。

Axiosのジョナサン・スワン氏は今朝、匿名の情報筋を引用し、トランプ大統領が「アマゾンに夢中」だと報じている。しかし、それは第45代大統領がアマゾンで新しいゴルフクラブを買うのが好きだからではない。

トランプ
ドナルド・トランプ大統領、9月にニューヨークにて。(BigStock Photo / palinchak)

「トランプ氏が嫌っているのはフェイスブックではなくアマゾン」と題された記事の中で、スワン氏はアマゾンが実店舗の小売業者を破壊しているという確信から、オンライン小売業者でありクラウド技術の大手企業であるアマゾンを攻撃するために独占禁止法を利用する方法を検討していると報じている。

「大統領は、独占禁止法や競争法を使ってアマゾンを追及する方法があるのではないかと声高に考えている」と、ある情報筋はAxiosに語った。同サイトによると、大統領は「CEOのジェフ・ベゾス氏の翼を切り落としたい」と考えているものの、実現に向けた計画はないとしている。

報道によると、トランプ大統領は、アマゾンが政府機関に多大な収入をもたらしていると側近から伝えられているにもかかわらず、アマゾンと米国郵政公社との関係を「ただ乗り」だとして疑問視しているという。

最新情報:ホワイトハウスはロイター通信に対し、アマゾンに対する新たな規制措置は導入されていないものの、政権は常に様々な選択肢を検討していると述べた。アマゾンの株価は水曜日に4%以上下落し、1株あたり1,431ドルとなった。

アクシオスの最新​​報道は、ワシントンD.C.を席巻する大きな動きの一部であり、政治家たちが西海岸の巨大テクノロジー企業に敵対する「テックラッシュ」と呼ばれる動きが広がっている。アマゾンの時価総額は約7,000億ドルで、ベゾス氏は今や世界一の富豪となっている。

トランプ大統領の反アマゾンの姿勢は新しいものではない。

ベゾス氏は長年にわたりトランプ大統領のツイッターでの激しい非難の対象となっており、大統領はベゾス氏が所有するワシントン・ポスト紙を頻繁に攻撃している。

@washingtonpost に掲載されている私に関する記事の多くはフェイクニュースだ。視聴率に疑問を呈している @CNN と同じくらいひどい。Amazon と税金のロビイスト?

— ドナルド・J・トランプ(@realDonaldTrump)2017年7月25日

スワン氏の報道からもう一つ興味深い点は、トランプ大統領がFacebookにほとんど言及しないという点だ。これは、ロシアの干渉疑惑全体がフェイクニュースだと考えているためでもある。また、彼は有権者に直接自分の考えを伝える手段としてFacebookを好んでいる。

GeekWireはAmazonにAxiosの報道についてコメントを求めたが、コメントを拒否した。同社の株価は水曜日に4%以上下落した。