
Amazonプライムの新たなキラーアプリ:Kindle書籍の定期購読
トッド・ビショップ著
これはかなり興味深い。Amazon.comは今夜、「Kindleオーナーズ・レンディング・ライブラリー」を発表した。これはKindle端末向けの仮想書籍貸出サービスだ。他の端末のKindleアプリではなく、AmazonのKindle電子書籍リーダーとKindle Fireタブレットのみで利用できる。
これは同社の既存のAmazonプライム会員サービスに追加料金なしで追加されるもので、年間79ドルの料金の特典としてストリーミングビデオにデジタル書籍の貸し出しと送料無料が追加される。
アマゾンによれば、利用可能なライブラリには、 ニューヨークタイムズの最新および過去の ベストセラー100冊以上を含む、5,000冊以上のタイトルが含まれているという。
アマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏は今夜、アマゾンのホームページの恒例のメッセージで、 『ウォーター・フォー・エレファンツ』、 『マネーボール』、 『ファストフード・ネイション』、 『7つの習慣』、『キッチン・コンフィデンシャル』などの例を推奨した。
つまり、これはアマゾンが Kindle デバイスを Apple の iPad や Barnes & Nobles の Nook に対して優位に立たせ、同時に Amazon Prime の加入者数を増加させようとする大きな動きだ。
新サービスのヘルプページには、その仕組みが次のように記載されています。「一度に借りられるのは1冊だけで、返却期限はありません。登録済みのKindle端末で、月に1冊まで新しい本を借りることができます。借りている本を返却するよう促すメッセージが表示されます。」
つまり、一度に 1 冊だけ、月に 1 冊だけ新しい本を読むことができます。
少なくともKindleを所有するAmazonプライム会員の私には、なかなか良いアイデアに思える。大手出版社はこのアイデアをあまり歓迎していないようだ。
「米国の6大出版社はいずれも参加していない」とウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。「複数の出版社幹部は最近、アマゾンが検討しているようなデジタル貸出プログラムが、自社の旧作の将来的な売上に悪影響を与えたり、他の書籍販売業者との関係に悪影響を与えたりするのではないかと懸念を表明した。」
この発表は、アマゾンが9月に米国公共図書館でKindle電子書籍の貸出プログラムを開始したことを受けてのものだ。