Vision

元マイクロソフトマネージャーがクラウドスタートアップIcertisに600万ドルを調達

元マイクロソフトマネージャーがクラウドスタートアップIcertisに600万ドルを調達

ジョン・クック

アイサーティス元マイクロソフトマネージャーのサミール・ボダス氏が率いるベルビューを拠点とするクラウドスタートアップ、Icertisは、Greycroft PartnersとFidelity Growth Partners Indiaから600万ドルのベンチャー資金を調達しました。同社は調達資金を営業・マーケティングの強化と、マイクロソフトクラウド向けのエンタープライズ契約ライフサイクル管理ソフトウェアの開発継続に充てる予定です。

2012年にシードラウンドの資金調達を行った同社は、自らを「マイクロソフトのクラウドソフトウェアスタートアップから生まれた企業」と称している。

サミール・ボダス
サミール・ボダス

「Icertisは設立からまだ日が浅い企業ですが、Microsoft、Roche、Hyundai HATA、Chemonics、SunEdisonなど、素晴らしい顧客リストを誇っています。また、製品の質、優秀なチーム、そして実行力にも感銘を受けました」と、Greycroft Partnersのパートナーであるマーク・タービーク氏は述べています。「契約ライフサイクル管理は数十億ドル規模の分野であり、Icertisはこの分野をリードするポールポジションに立っています。」

先週、Icertisはクラウドソリューションおよびサービス事業をCloudMoyoという新会社に分社化すると発表しました。マニッシュ・ケディア氏がCloudMoyoのCEO兼社長に就任します。

「成功する企業を築くには、自ら波を起こすか、波に乗るかのどちらかが必要だと、私は常に信じてきました。CloudMoyoは、その製品、ソリューション、そして専門知識によって、1,000億ドル規模のクラウドおよびデータ分析の波に乗る絶好の位置に立っています」と、引き続きCloudMoyoの会長を務めるボダス氏は述べた。「当社の革新的なアプローチは、お客様のビジネス再考を支援するでしょう。」

ボダス氏は、2009年にIcertisを共同設立する前は、ITサービス企業Mindtreeに買収されたAztecsoftの社長兼CEOを務めていました。