
マイクロソフトは昨年、FBIによる企業顧客データ要求を阻止することに成功した。
マイクロソフトは昨年、FBIによる企業顧客データ要求を阻止することに成功した。

ブラッド・スミス、マイクロソフト法務顧問
テイラー・ソパー著

マイクロソフトの法務顧問ブラッド・スミス氏は本日、政府によるデータ提供要請に対する同社の方針を示すため、昨年末に同社がブロックに成功した、現在公開されているFBIのセキュリティレターの詳細を明らかにした。
FBIは、マイクロソフトの法人顧客の個々の加入者アカウントに関する情報を求め、書簡に非開示条項を盛り込んだ。しかし、マイクロソフトは、当該顧客への情報開示を阻止する要求には異議を唱えると表明している。
「非開示条項は違法であり、憲法で保障された表現の自由の権利を侵害していると結論付けました」とスミス氏は本日説明した。「企業顧客のデータに関する法的命令を受けた際に、その通知を行うという当社の慣行を阻害することで、その結論に至りました。」
マイクロソフトがこの書簡に異議を唱えると、FBI は要求を取り下げた。
「これは、政府の監視からマイクロソフトの企業顧客を保護するための重要な、そして成功した一歩である」とスミス氏は記し、マイクロソフトは「この訴訟の結果に満足している」と付け加えた。
スミス氏は昨年12月、NSAによる最近の盗聴問題を受けて、政府からの要請に対するマイクロソフトの姿勢を概説し、年末までにプライバシー関連の目標を多数設定する予定であることに言及した。また、先月ワシントン大学で開催されたプライバシーに関するパネルディスカッションで、スミス氏は、法的手続き外でのデータのハッキングを防ぐために、マイクロソフトが暗号化を強化していることにも言及した。