
裁判官は、ペット用玩具会社に対するシアトルのアーティストの「アングリーバード」の権利主張を支持
モリー・ブラウン著

シアトル在住のアーティストが昨年夏、ペット用玩具会社を相手取り「アングリーバード」の玩具の使用をめぐって提訴した訴訟で、判事は8件の請求のうち7件を認めた。
ジュリ・アダムス氏は「アングリーバード」というペット用のぬいぐるみの製作者として、ハーツ・マウンテン社と契約を交わしたが、アダムス氏は同社が方針を変えて「アングリーバード」のペット用おもちゃシリーズをロビオ・エンターテインメント社に売却したと主張している。
訴状によると、ハーツ氏はアダムズ氏から知的財産権を購入したことはなく、同社は「アングリーバード」が人気を博した後にロビオと別途契約を結んだという。シアトルのハーゲンズ・バーマン・ソボル・シャピロ法律事務所のアダムズ氏側弁護士によるプレスリリースによると、この契約により「ハーツ氏はアングリーバードのペット用玩具の売上による数百万ドルのロイヤリティを失った」とされている。
どうやら、米国地方裁判所の判事もそう考えているようだ。判決によると、判事はハーツ氏の訴訟棄却申し立てを却下し、「会社がアダムズ氏との契約に違反し、不当に利益を得て、彼女の商標を不正に使用した」という主張を支持した。
「ハーツ社がアダムス氏の玩具シリーズを放棄し、ロビオ社と有利な契約を結んだとき、同社は自分が何をしているのかを正確に理解していたと我々は考えています。つまり、『アングリーバード』の名前で利益を上げるために、ジュリー・アダムス氏を意図的に排除したのです」と、アダムス氏の代理人を務める弁護士の一人、ヘーゲンズ・バーマンのパートナー、アンソニー・シャピロ氏はプレスリリースで述べた。
アダムズ氏がハーツ社から最後に受け取ったロイヤルティは2011年の40.66ドルだった。
以下の順序:
「アングリーバード」ペット用玩具をめぐり女性が玩具会社を提訴