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スーパーコンピュータメーカーのクレイがドイツの大学から3000万ドルの契約を獲得

スーパーコンピュータメーカーのクレイがドイツの大学から3000万ドルの契約を獲得

ジョン・クック

クレイxc30シアトルのスーパーコンピュータメーカーCrayは本日、シュトゥットガルト大学のXC30システムを拡張するため、3,000万ドルの契約を締結したと発表しました。Hornetという愛称を持つこの新型スーパーコンピュータは、毎秒1000兆回の演算処理能力を備えています。Hornetはシュトゥットガルト大学の高性能計算センターで使用され、自動車産業や航空宇宙産業の科学者や研究者にとって有用なツールとなります。

「長年にわたり、私たちはCrayと緊密に協力し、研究者や科学者、そして自動車産業や航空宇宙産業の産業パートナーに、高度なスーパーコンピューティングシステムの計算リソースを提供してきました」と、HLRS所長のマイケル・M・レッシュ教授は述べています。「信頼性、性能、サポート、そして顧客サービスは私たちにとって極めて重要であり、Crayとそのスーパーコンピュータは、当組織と広大なユーザーコミュニティの要件を満たし続けています。」

シュトゥットガルトのスーパーコンピュータセンターは、2010年にXC30システムを購入した最初の組織です。また、「Hermit」という愛称のCray XE6システムも保有しています。この新システムは2015年に運用開始される予定です。

クレイの株価は今年に入って40%近く上昇し、22.16ドルで取引されている。現在、時価総額は8億9,900万ドルとなっている。

クレイ社の新たな契約は、世界最速スーパーコンピューター500台のリストが発表された翌日に締結された。

トップ6は次のとおりです。

—中国の国防科技大学が開発した、33.9ペタフロップスのスーパーコンピュータ「天河2号」。

—米国エネルギー省のオークリッジ国立研究所に設置された Cray XK7 システム、Titan は 17.6 ペタフロップスを誇ります。

—米国エネルギー省のローレンス・リバモア国立研究所に設置された IBM BlueGene/Q システム、Sequoia、17.17 ペタフロップス。

—日本の神戸にある理化学研究所計算科学研究所にある富士通の「京」は、10.51ペタフロップスを誇ります。

—DOE のアルゴンヌ国立研究所に設置された 8.59 ペタフロップスの BlueGene/Q システム Mira。

—Piz Daint は、スイスのルガーノにあるスイス国立スーパーコンピューティング センター (CSCS) に設置された、6.27 ペタフロップスの Cray XC30 システムです。