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モバイルデータスタートアップのOpanga Networksがスマートフォンでの動画再生を改善するために320万ドルを調達

モバイルデータスタートアップのOpanga Networksがスマートフォンでの動画再生を改善するために320万ドルを調達

ジェイコブ・デミット

オパンガ11SECの記録によると、シアトルを拠点とするオパンガ・ネットワークスは今年これまでに、今週初めに入金された280万ドルを含め、320万ドルをひっそりと調達している。

モバイル機器のトラフィックを管理する技術を開発するこの新興企業は、2000年に株式を公開した際に同社の固定無線事業を率いた元AT&T幹部であるデイブ・ギボンズ氏がCEOを務めている。

オパンガは2010年以来着実に資金を調達しており、SECへの提出書類によれば、調達総額は現在1500万ドルを超えている。

Opanga Networks CEO デイブ・ギボンズ氏。
Opanga Networks CEO デイブ・ギボンズ氏。

オパンガ社は本記事に関するコメント要請にすぐには応じなかったため、このスタートアップ企業についてはまだ多くの情報が得られていない。しかし、動画ストリーミングの急成長に伴い、同社の技術はますます価値を高めている。

このスタートアップ企業のウェブサイトによると、同社は携帯電話基地局からモバイルデバイスへのデータ送信方法を最適化する事業を展開している。鍵となるのは、オパンガ氏が「トラフィック密度化」と呼ぶ技術だ。これは、動画ストリーミングやファイル転送といった帯域幅を大量に消費するアクティビティを、通常のピーク時間帯と重ならないように分散させる技術だ。その結果、無線ネットワーク全体の利用パターンがより安定し、ユーザーにとってのパフォーマンスが向上する。