
資金調達額が35%減少、VCにとって「生きるか死ぬか」の時
資金調達額が35%減少、VCにとって「生きるか死ぬか」の時
ジョン・クック著
シアトルのマドローナ・ベンチャー・グループやボイジャー・キャピタルなど多くのベンチャーキャピタル企業が、経済の好調な勢いを利用して新たな資金を調達しようとしている。
それでも、トムソン・ロイターと全米ベンチャーキャピタル協会が本日発表した第1四半期の数字は、前四半期や昨年の同時期ほど多くの企業が成功を収めていないことを示している。
レポートによると、第1四半期に米国の42のベンチャーキャピタルファンドが49億ドルを調達しました。これは、ドル建てのコミットメント額が35%減少したことを意味します。一方、上位5つのファンドが、割り当てられた資金の75%を占めました。
「第1四半期の資金調達件数は昨年より鈍いスタートとなりましたが、ベンチャー企業は2012年の資金調達環境についてより楽観的な見方を示しています。特に、近年のエグジット環境の改善の恩恵を受けている企業は、投資家にとっても励みとなっています」と、NVCA会長のマーク・ヒーセン氏は述べています。「多くのベンチャー企業は、既に正式に資金調達市場に参入しているか、2012年に参入する予定です。これらの企業にとって、これは『生きるか死ぬか』の分かれ道です。そして、彼らの資金調達努力の総合的な成果が、今後10年間の起業家精神あふれる企業への投資に利用可能なベンチャーキャピタルの規模を決定づけることになるのです。」