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クアルコムがモレンコフ氏を次期CEOに指名、マイクロソフトCEOの座から撤退

クアルコムがモレンコフ氏を次期CEOに指名、マイクロソフトCEOの座から撤退

トッド・ビショップ

モレンコフ
モレンコフ

マイクロソフトのCEO選びは今朝またも異例の展開を迎えた。半導体メーカーのクアルコムがスティーブ・モレンコフ氏を次期CEOに指名したのだ。ブルームバーグ・ニュースが、モレンコフ氏がスティーブ・バルマー氏の後任としてマイクロソフトのトップ候補に名乗りを上げていると報じたわずか数時間後だった。

クアルコムの現CEO、ポール・ジェイコブス氏は、モレンコフ氏が来年3月にCEOに就任すると、同社の会長に就任する。

マイクロソフト取締役会は新たなリーダーを探しているが、今回の人事は事態をさらに複雑化させる可能性がある。モレンコフ氏がどの程度真剣に検討されていたかは不明だ。1994年にクアルコムにエンジニアとして入社したモレンコフ氏は、同社の最高執行責任者(COO)を務めており、その技術力とモバイル分野での経験から有力な候補者と目されていた。

一方、フォードCEOのアラン・ムラーリー氏は、マイクロソフト取締役会の候補者として不評を買っているようだ。AllThingsDは今週、ムラーリー氏の「人気は急速に失墜した。これは、マイクロソフトの取締役の間で、エンタープライズ分野またはコンシューマー分野で優れた能力を持つ、より技術経験豊かな幹部が必要だという意見に変化が生じているためだと関係者は述べている」と報じた。

現時点では、ホリデーシーズンが急速に近づいており、マイクロソフトが来年初めまで新しいリーダーを指名しないとしても驚きではないだろう。

どのような結果になったかを知るために、CES 2012 での Mollenkopf 氏へのインタビューを紹介します。