
NintexがDrawloopを買収し、Microsoft OfficeとSalesforceのコンテンツ管理を支援
トリシア・デュリー著

ワシントン州ベルビューに拠点を置くワークフロー自動化企業Nintexは、カリフォルニア州アーバインのDrawloop Technologiesを買収し、企業がMicrosoft OfficeとSalesforceのコンテンツにアクセスできるように支援する。買収条件は非公開。
「当社の市場をリードするワークフロー自動化とDrawloopのドキュメント生成機能を組み合わせることで、現在企業が解決するのが困難であったり、費用がかかったりするシナリオに、より簡単に対処できるようになります」とNintexのCEO、ジョン・バートン氏はリリースで述べた。
Nintex社によると、買収によりDrawloop社のアーバインオフィスは拡張される。両社の従業員数は合計330名となり、これにDrawloop社の従業員30名が加わる。Drawloop社の顧客基盤には、DocuSign、LinkedIn、JetBlue、ヤマハなどの企業が含まれる。
Nintex は、Drawloop の製品を引き続き提供し、そのドキュメント結合ソフトウェアを、主に SharePoint および Office 365 プラットフォームで動作する Nintex のプラットフォームに統合する予定です。
オーストラリアのメルボルンにもオフィスを構えるNintexは、これまで調達額について明確な見解を示してこなかったものの、相当な資金力を持っているようだ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、2013年にはTA AssociatesとUpdata PartnersがNintexを2億2,200万ドルで買収したと報じられた。現在、TA AssociatesとUpdataの両社はNintexの取締役を務めている。
Nintexのバートン氏は声明の中で、両社は高い成長と収益性を達成したブートストラップ型のスタートアップ企業としての文化を共有していると述べた。さらに、同氏はNintexへの後期段階の資本を「成長段階のプライベートエクイティ」と表現した。
取締役会には、元シアトル・シーホークスのワイドレシーバー、スティーブ・ラージェントも名を連ねている。彼は無線通信業界団体CTIAに関わっていることで、テクノロジー界や政界では広く知られている。