
ズーリリーは英国オフィスの閉鎖を発表、米国からの顧客へのサービス提供を計画
ブレア・ハンリー・フランク著
Zulilyは英国オフィスを閉鎖し、海外の顧客を米国ベースのウェブサイトに移行する。シアトルに拠点を置くフラッシュセール企業の同社は本日、約50人の従業員を抱える英国オフィスを2月に閉鎖すると発表した。これは、同社が閉鎖を検討していると発表した翌日のことだ。
「2月初旬より、英国でも米国、カナダ、オーストラリアのお客様と同じプラットフォームからサービスを提供いたします。これにより、Zulilyでのショッピング体験がさらに向上すると考えています」と、Zulilyの担当者はGeekWire宛てのメール声明で述べています。「カナダとオーストラリアで大きな成長をもたらしたこのアプローチは、米国に拠点を置く500名のマーチャンダイジングチームを活用し、英国のお客様に数千もの新しくユニークな商品をお得な価格で提供することを可能にします。この変更に伴い、英国オフィスを閉鎖することも決定しました。」
Zulilyは海外に現地法人を設立する予定はないものの、今年中にさらなる国際展開を目指す意向を示している。英国のフルフィルメントセンターを閉鎖することで、Zulilyは米国から商品を発送しなければならなくなり、送料が上昇し、海外の顧客の待ち時間が長くなる。しかし、同社は以前、顧客はサイトで購入した商品を長時間待つことをいとわないと述べている。
同社は声明で、「カナダとオーストラリアでの事業の成功に基づき、世界中で当社の製品に対する強い需要があると考えており、来年も引き続き国際的な成長に注力していく」と述べた。
こうした動きは、同社の四半期決算が目標達成に至らないのではないかという懸念から、株価が急落を続ける中で起きた。昨日、ITGリサーチは同社の売上高目標を引き下げ、株価は18.21ドルで取引を終えた。これは今朝から2%下落し、IPO価格の20ドルを下回った。