
グーグル、フォードと提携して自動運転車を開発
モリー・ブラウン著

おそらく自動車業界における最大の疑問の一つは、大手テクノロジー企業が自動車産業にどこまで参入するのか、そしてシリコンバレーが自動車製造の中心地としてデトロイトに取って代わるかどうかだった。
Yahoo Autosによると、今週発表されたGoogleとFordの新たな合弁事業は、この事業の将来像を垣間見せてくれるようだ。GoogleはFordと提携し、あの可愛らしい小さな自動運転車を開発するようだ。
「グーグルとフォードは、グーグルの技術を使った自動運転車を開発する合弁会社を設立する。これは両社にとって、自動運転ライドシェアという新たなビジネスに向けた大きな一歩となる」とヤフー・オートは報じた。

両社は1月のCESで提携を正式に発表する予定だ。
Yahooによると、フォードにとってこれは大きな勝利だと考えられている。グーグルとの提携により、フォードは「自動運転ソフトウェア開発の大幅な推進力」を享受できるからだ。そしてグーグルは自動車メーカーになる必要を回避できる。
ヤフーは、この契約は「非独占的」であり、グーグルは他の複数の自動車メーカーとも自動運転車の開発で自由に協力できると付け加えた。同社は2020年までに自動運転車を公道で走らせる計画だ。
Googleの計画を制限する可能性があるものが1つある。先週、カリフォルニア州のDMVが自動運転車に関する規則案の草案を公開し、一般からの意見を求めたことだ。
この提案には4つの主な要件があった。車両には免許を持った運転手が同乗する必要があること、第三者による安全性テストを実施すること、そしてメーカーに安全性、性能、その他の問題について定期的に報告することを義務付ける3年間の導入許可である。
最後に、メーカーはプライバシーとサイバーセキュリティの要件を遵守する必要があります。カリフォルニア州DMVによると、自動運転車には「サイバー攻撃やその他の不正侵入を検知・対応し、オペレーターに警告を発し、オペレーターによるオーバーライドを可能にする自己診断機能」が搭載される必要があります。
Googleはこれに不満で、Self-Driving Car Projectのクリス・アームソン氏はMediumに、提案された規制は、Googleの自動運転車の潜在的ユーザー層である運転できない人や免許を持っていない人にとっては大きな障害になると書いた。
先週、ブルームバーグは、グーグルが2016年に自動運転車プロジェクトを傘下のアルファベットに移管し、配車サービス事業を立ち上げ、自動車サービスでウーバーに挑戦する予定だとも報じた。