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アマゾンが「Zocalo」との企業間コラボレーションに参入

アマゾンが「Zocalo」との企業間コラボレーションに参入

トッド・ビショップ

スクリーンショット_05Amazon は、クラウド コンピューティングにおけるリーダーとしての地位を活かして、エンタープライズ アプリケーション市場で Box やその他の企業とより積極的に競争するために、Zocalo という新しいコラボレーションおよびドキュメント共有サービスを発表しました。

Zocaloは、iPad、Kindle Fire、Androidタブレットなどのデバイス間で、様々なファイル形式のファイルを保存、共有、共同作業できるサービスです。このサービスは、Webブラウザ、モバイルアプリ、WindowsおよびMac OS X対応のデスクトップ同期アプリケーションを介して利用できます。

同社は、Amazon Web Servicesの顧客向けにZocaloを限定プレビューとしてリリースします。Word文書、PDF、その他のファイルに対応し、フルマネージドであるため、企業はファイルアクセスを監視し、ドキュメントとユーザーに対する制御を設定できます。

Amazon Web Services(AWS)も例年通り、価格競争に突入しています。Zocaloサービスは1ユーザーあたり月額5ドルで、200GBのストレージ容量が付属しています。一方、Boxのエントリーレベルのプレミアムプランは、1ユーザーあたり100GBのストレージ容量で同額、10ユーザーまでという制限があります。

Amazon Workspaces デスクトップ仮想化サービスのユーザーは、最大 50 GB のストレージを備えた Zocalo 層を無料で利用でき、プレミアム サービスはユーザーあたり 2 ドルの割引料金で利用できます。

最新情報:Box CEOのアーロン・レヴィ氏はメールで次のように述べています。「クラウドコンテンツ分野にとって、今は非常にエキサイティングな時期を迎えており、Amazonの参入は市場機会の大きさを改めて示しています。Amazon Zocaloは、ファイルの保存と共有に役立つサービスになりそうです。Boxでは、企業が数十万人規模の従業員の生産性と競争力を高めるために必要とするセキュリティ、拡張性、コラボレーション、そしてクロスプラットフォームサポートの提供に注力しています。」

ソカロという名前は、メキシコシティ中心部にある公共広場を指すスペイン語です。Amazonによるソカロの概要動画をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=wbjMrQtoZlU#t=75