
グーグルのシアトル拠点ディレクター、ベルシャド氏がロシアに赴任
ジョン・クック著

シアトルの寒くて暗い冬が、ブライアン・バーシャッド氏を本当に苦しめているのかもしれない。そこで46歳の彼は、自らの手で事態を収拾しようと決意した。ロシアへ渡るのだ。ワシントン大学の元コンピュータサイエンス教授で、過去4年間、Googleの急成長中のシアトル事業を率いてきたバーシャッド氏は、GeekWireの取材に対し、Googleのロシア・エンジニアリング・オフィスで新たな役職に就いたと伝えた。
ベルシャッド氏は、自身の新しい仕事についてGoogle PRにコメントを求めたが、同社はコメントを拒否した。返答がなかったため、ベルシャッド氏はGoogleからシベリアのような扱いを受けているのだろうかと疑問に思った。
情報筋によると、ベルシャド氏は長年ロシア語とロシア文化に深い愛情を抱いており、その可能性は否定できないという。ロシアでの一時的な任務の機会が訪れた際、彼はすぐに飛びついた。ベルシャド氏は既にロシアに滞在しており、近いうちに新しい仕事のためにフルタイムでロシアに移住する予定だ。
Googleはロシアに2つのエンジニアリングオフィスを構えており、1つはサンクトペテルブルク、もう1つはモスクワだ。ベルシャド氏がどちらのオフィスで勤務し、どのようなテクノロジー製品を監督するのかは不明だ。
ベルシャド氏のロシア赴任のニュースは、同氏が元ワシントン大学教授としてグーグルのフリーモント支社に入社してからほぼ4年後に報じられた。
グーグルがシアトルでベルシャッド氏を交代させる予定があるかどうかは不明だ。関係者によると、一つの選択肢として、カークランド事業を統括するスコット・シルバー氏がグーグル・シアトルの監督も兼任するという。
ベルシャッド氏は1990年にワシントン大学で博士号を取得し、その後同大学の教員として勤務しました。また、シアトルのスタートアップコミュニティでも積極的に活動し、AppliantとSkytapの設立にも尽力しました。
Googleはここ数ヶ月、シアトル地域で急成長を遂げており、カークランドとシアトルでの事業拡大に加え、最大840人を収容可能なボセルの新拠点開設を計画しています。現在、同社はシアトル地域で850人以上の従業員を雇用しています。