
元マイクロソフト幹部のクリス・リデル氏がゼネラルモーターズのCFOを退任
ジョン・クック著

マイクロソフトの元最高財務責任者(CFO)であるクリス・リデル氏は、デトロイトの自動車メーカー、ゼネラルモーターズの最高財務責任者(CFO)の座を逃したことを受け、辞任する予定だ。AP通信の報道によると、ニュージーランド出身でマイクロソフトに4年間勤務したリデル氏は、GMにわずか15ヶ月しか在籍していなかった。
リデル氏はGMの立て直しに貢献し、同社を再び収益性の高い企業へと導いた。
「頭の片隅には興味深いアイデアがいくつかあるが、CFOが関与しているものは一つもない」とリデル氏は電話会議で語った。
リデル氏はマイクロソフトで確固たる評価を得ていたため、ブルームバーグ・ニュースの記者は、このビデオレポートで、同社がリデル氏の復帰を検討する可能性があると推測した。記者は次のように述べている。
最近、クリス・リデル氏が去ったマイクロソフトからの人材流出についてよく話題になります。マイクロソフトは多くの幹部を失いました。もちろん、最近ではスティーブン・エロップ氏もノキアに移籍しました。そこで疑問が湧きます。GMでIPOプロセスを通してマイクロソフトを率い、間違いなく素晴らしい仕事をしたクリス・リデル氏のような人材をマイクロソフトに呼び戻すことに興味があるでしょうか?
うーん。現マイクロソフトCFOのピーター・クライン氏がどう思うかは分かりませんが。
いずれにせよ、リデル氏は本日の電話会議で、CFOにはあまり興味がないと述べた。これはおそらく、CEOのポストを狙っているということだろう。GMで指名されなかった後に同社を去ったという事実も、この説を裏付けている。
リデル氏のGM退社に関するプレスリリース全文はこちら。