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10億ドル近くのVC投資:2012年に資金調達したワシントンのスタートアップ企業リストはこちら

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ジョン・クック

ワシントン州におけるVC投資の推移。出典:プライスウォーターハウスクーパース・マネーツリー・レポート

ベンチャーキャピタリストは2012年にワシントン州の新興企業117社に9億3100万ドルを投じた。これは2008年以来最大の額であり、2011年の合計額より69パーセントの増加である。

2012 年の数字は、新興企業に 20 億ドル以上が流入した 1999 年と 2000 年のバブル期を大きく下回っています (ただし、誰もあの好景気の時代に戻りたいとは思っていません)。

いわゆるシリーズAの資金調達難への懸念がますます高まっているにもかかわらず、ベンチャーキャピタル投資にとっては非常に好調な年でした。ドメイン名登録業者Donutsへの1億ドルの資金調達ラウンド、日替わりセールサイトZulilyへの8,500万ドルの資金調達ラウンド、そしてエンタープライズソフトウェア企業Apptioへの5,000万ドルの資金調達ラウンドなど、複数の大型資金調達取引が成立しました。

しかし、ベンチャーキャピタル事業は依然として岐路に立たされています。ベンチャーキャピタリストは資金調達に苦戦しており、カークランドに拠点を置くOVPベンチャーパートナーズも昨年、新たなファンドの調達を見送る決定を下しました。

また、ベンチャー企業の懐を潤すIPOや買収といった大規模なエグジットも、それほど頻繁には起こっていません。シアトル地域で最後に上場したテクノロジー企業はZillowで、2011年7月に株式を公開しました。スタートアップによる直近の大型買収は、カジノゲームメーカーのDouble Down Interactiveで、12ヶ月前にIGTに最大5億ドルで買収されました。

2013年はどうなるでしょうか?Tableau、INRIX、NanoString、Apptio、Zulilyなど、IPOに踏み切る可能性のある企業がいくつかあります。もちろん、すべては市場の動向次第であり、これは私たちが答えられない質問の一つです。

一方、プライスウォーターハウスクーパースと全米ベンチャーキャピタル協会のマネーツリーレポートがまとめた、2012年に資金を調達した企業は以下のとおりです。