
ビル・ゲイツ氏、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談、対外援助の重要性を強調する予定
テイラー・ソパー著
トランプ大統領は、アイルランド首相およびアメリカ石油協会との会談後、木曜日にマイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏と会談する予定。
ホワイトハウスは水曜日の夜、トランプ大統領の公式スケジュールを公開した。東部標準時午後3時30分に大統領執務室でゲイツ氏と会談する予定だ。会談は報道関係者には非公開だが、ゲイツ氏は木曜日朝にポリティコのインタビューで、自身の考えを少し明らかにした。それは、対外援助の重要性だ。
「『アメリカ・ファースト』というレトリックには賛同できない」とゲイツ氏は述べ、米国が海外に資金を送ることが不可欠である理由を強調した。「アメリカ人はパンデミックを望んでいないし、アフリカの安定回復のために兵士を派遣する必要も望んでいない」。ゲイツ氏はまた、科学研究支援の重要性についても講演する予定で、議会が民間部門と科学界のイノベーションを支援するために資金を配分すれば「世界は計り知れない恩恵を受ける」と指摘した。 (編集者注:この投稿は更新されました。)
トランプ大統領の明日の公式スケジュールはこちらです。(公式スケジュールには大統領の活動全てが含まれているわけではありません。)注目すべきはビル・ゲイツ氏との会談です。pic.twitter.com/FToe2UKrtn
— ダニエル・デール(@ddale8)2018年3月15日
私たちはゲイツ氏の広報担当者に連絡を取り、会談についてさらに詳しく調べており、返答があり次第この記事を更新する予定だ。
トランプ氏とゲイツ氏は、現在900億ドルの純資産を持ち世界第2位の富豪であるが、今回が初めてではない。二人はトランプ氏が当選した直後の2016年12月に、ニューヨーク市のトランプタワーで会っている。
3ヶ月後、GeekWireとのインタビューでゲイツ氏は、その会話に関する新たな詳細を明らかにした。ワクチン、教育、エネルギーといった分野における科学研究への米国の支援の重要性を強調したという。そして、トランプ氏に対し、これらの分野で画期的な進歩を促すイノベーション計画、いわば現代のムーンショットを支持するよう促した。
「それが起こるかどうかは分からないが、私は彼にそれを示しておきたかった」とゲイツ氏は語った。
ゲイツ氏とトランプ大統領は2017年3月にもホワイトハウスで会談した。ビル&メリンダ・ゲイツ財団の声明によると、この会談でゲイツ氏はトランプ大統領と議会指導者に対し、米国の対外援助と国際保健プログラムへの資金削減案は「何百万人もの命を危険にさらす可能性がある」と述べた。
9月に同財団は対外援助支出の削減の可能性の影響を分析した詳細な報告書を発表した。

同財団は先月発行された年次書簡にも大統領の発言を取り上げている。ゲイツ氏は、米国大統領とその政策の影響に関する質問は「この書簡の他のすべての話題を合わせたよりも頻繁に」取り上げられていると記している。
書簡では、トランプ氏の対外援助削減案や「アメリカ第一主義」の世界観、女性や他者への敬意の欠如、模範となる人物としての欠点などが指摘されている。
「これまで会ったどの政権よりも現政権に反対しているが、可能な限り協力していくことが重要だと信じている」とゲイツ氏は書いている。
今年1月、メリンダ・ゲイツ氏は、トランプ氏が会議中になぜこれほど多くの「クソみたいな国の人々」が米国に入国を許可されているのかと質問したと報じられた後、トランプ氏の移民に関する発言を非難した。