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ジェフ・ベゾス氏、特許争いは「イノベーションを阻害する可能性がある」と発言

ジェフ・ベゾス氏、特許争いは「イノベーションを阻害する可能性がある」と発言

ジョン・クック

アマゾンCEO、ジェフ・ベゾス

スマートフォンの特許争いは、サムスン、グーグル、マイクロソフト、アップルなど、ほぼすべてのテクノロジー大手に影響を及ぼしている。Amazon.comのジェフ・ベゾス氏は、英国のニュースメディアMetroに対し、この件についていくつかの見解を示し、訴訟は「イノベーションを阻害し始める可能性がある」と語った。

「政府は特許制度を見直し、法律の改正が必要かどうか検討する必要があるかもしれない。なぜなら、こうした争いの一部は社会にとって健全ではないと思うからだ」とベゾス氏は語った。周知の通り同氏は長年にわたり特許制度を自社の利益のために利用してきた。

実際、Amazonはワンクリック購入技術の特許取得をめぐって広く批判されており、欧州特許庁はかつて、この技術はあまりにも自明すぎるため特許取得は不可能だと判断した。最近では、ベゾス氏自身もスマートフォンの落下を緩和するエアバッグシステムの特許を取得している。

Amazonはモバイル分野で大きな波を起こしており、独自のスマートフォンデバイスの開発を検討しているという噂があります。実際、今週、AmazonがTexas Instrumentsのモバイルチップ部門の買収を検討しているという噂が広まりました。おそらく、その技術そのものだけでなく、その背後にある特許も狙っているのでしょう。

Metroとのインタビューで、ベゾス氏は宇宙ベンチャー「ブルーオリジン」から新しいKindle端末まで、あらゆることについて語っています。また、Apple CEOのスティーブ・ジョブズ氏と比較されることを光栄に思っているとも述べています。

あまり深く考えていません。本当に光栄です。本当にありがとうございます。でも、少人数のグループにいる方がずっと落ち着くんです。そういうのが好きなんです。パフォーマーとしての遺伝子は受け継いでいないし、ブロードウェイ俳優になりたいわけでもないんです。本当に楽しいし、私たちが本当に好きなのは、開拓と発明なんです。ありふれたものを取り上げて、それを改良して、みんなが「わあ、全然違う!」と思うようにするのが好きなんです。本当にワクワクするのは、私たちが発明した新しい方法が当たり前になった時です。それって、究極の賛辞みたいなものですよね。

[CNET経由]