
アマゾンはFAAの重要な承認を得た後、ドローン配達の大幅な拡大を計画している
トッド・ビショップ著

アマゾンは、連邦航空局が同社に対し、ドローン操縦者の視界外での配達用ドローンの運用許可を与えたことを受け、ドローン配達の範囲と全米におけるドローンネットワークの展開範囲を拡大すると発表した。
これは、10年以上前にアマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が「60 Minutes」の番組で発表した、ドローンによる荷物配送という同社の長年の取り組みにおける重要な節目となる。
アマゾンは、テストと実際の飛行を通じてドローンが障害物を安全に回避できることが検証され、機体に搭載された検知・回避技術を実証した後に承認が与えられたと述べている。
「その後、FAAの検査官の前で飛行デモンストレーションを実施し、実際のシナリオで当社のシステムが機能することを証明しました。実際の飛行機、ヘリコプター、熱気球の前で飛行し、ドローンがそれぞれから安全に回避する様子をデモンストレーションしました」と同社は木曜朝の投稿で述べた。
同社によれば、上空のドローンを直接監視できない場合でも、遠隔操作者は技術を使用して「ドローンを常時監視・制御」できるという。
同社はFAAの新たな認可を受けて、まずテキサス州カレッジステーションの既存の事業を拡大し、より人口密度の高い地域にまで進出する予定だとしている。
アマゾンは今年後半、フルフィルメントセンターと配送拠点の要素を組み合わせた即日配送拠点の隣にドローン施設を設置することで、ドローン配送を配送ネットワークに統合する計画だ。アマゾンは4月に、アリゾナ州にこうした併設ドローン拠点を初めて設置する計画を発表した。
アマゾンが表明した目標は、10年末までにドローンで年間5億個の荷物を配達することだ。