
インターネットセキュリティ企業StackPathが大規模な資金調達でステルスモードから脱却
ダン・リッチマン著

大手クラウド サービスはセキュリティ サービスの強化に躍起になっているが、クラウドの利用が増加するにつれ、IDC が昨年だけで特定した約 4 億件のマルウェア攻撃から組織を保護するよう不安を抱くようになったのは、大手クラウド サービスだけではない。
ダラスに拠点を置くStackPathは、シアトルに拠点を置くCloakを含む最近の買収案件を手掛けており、本日、ABRY Partnersからの「大規模な投資」を発表しました。同社は、インターネット向けに摩擦のないスケーラブルなセキュリティを提供するとしています。TechCrunchは投資額を1億8000万ドルと推定しています。(追記:同社は投資額に関するコメントを控えています。)
StackPathの会長兼CEOであるランス・クロスビー氏は、2013年にIBMに買収され、現在はIBMのクラウドコンピューティング部門の基盤となっているSoftLayer Technologiesの創業者であり、元会長兼CEOです。同社は、新サービスは「記録されるイベントごとによりスマートになり、脅威への対応力も向上する機械学習エンジンを介して、各サービスが収集する情報を集約し、活用する」と述べています。
StackPathは設立からまだ日が浅いものの、既に複数の買収を実施しています。MacとiOSデバイスに安全なWi-Fi接続を提供する仮想プライベートネットワーク(VPN)企業のCloakに加え、ロサンゼルスに拠点を置くコンテンツ配信ネットワーク企業のMaxCDN、そして特許取得済みのクラウドベースのWebアプリケーションファイアウォール技術を持つイスラエル企業のFirebladeも買収しています。
「インターネットは世界がビジネスを行う場所です」とクロスビー氏は声明で述べた。「インターネットは今日のビジネスを支える最も重要な公共サービスであるにもかかわらず、私たちは老朽化したインフラに過大な負担をかけ続け、その安全性確保に苦慮しています。」