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アマゾン、エンタープライズ向けクラウドコンピューティング製品の販売拡大のため元CIOを採用

アマゾン、エンタープライズ向けクラウドコンピューティング製品の販売拡大のため元CIOを採用

テイラー・ソパー

AWSロゴ-オレンジアマゾンは、エンタープライズクラウドコンピューティング事業の拡大を目指し、元最高情報責任者の採用を進めている。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、この傾向について報じた。その傾向には、ダウ・ジョーンズ社の元CIOでアマゾンのAmazon Web Servicesの企業戦略担当責任者に就任したスティーブン・オーバン氏や、シューマッハ・グループの元CIOで3月に企業CIOアドバイザーとしてアマゾンに入社したダグラス・メネフィー氏の最近の採用も含まれている。

オルバン氏とメネフィー氏はともに以前の役職でAWSソフトウェアに関する豊富な経験を持っており、アマゾンは新入社員が他社のCIOにAWS製品の購入を説得するのに役立つと考えているようだ。

Mediumへの投稿で、オルバーン氏は自身の新しい役割を概説した。

クラウドファースト企業の構築において得た自身の経験と教訓を活かし、企業のテクノロジーエグゼクティブの皆様と共に、この道のりを支援していきます。スタッフへの新しいスキルの習得、DevOps組織の構築、固定資本支出から変動運営費への移行管理、経営陣への働きかけ、クラウド設計パターンなど、様々な側面に取り組んできました。これまで学んだことをすべて共有し、お客様の成功に貢献できることを大変嬉しく思っています。

同時に、AWS社内でエンタープライズを擁護する声はますます増えており、私もその一人として加わることになります。エンタープライズへのサービス提供を強化するために、AWSのサービスに何を組み込むべきでしょうか?開発者コミュニティと同様に、エンタープライズでもサービスが受け入れられるには、どのように位置づけるべきでしょうか?お客様同士が経験を共有し、信頼できる同じ志を持つ人々から情報を得ることができるよう、どのようなお客様を集めるべきでしょうか?

WSJはまた、一部のCIOがAWSから疎外感を感じており、あるアナリストが述べたように、新規採用は「IT部門と握手する」手段であるとも指摘した。

アマゾンは、マイクロソフトやグーグルといった企業と、それぞれのクラウドプラットフォームへの新規顧客獲得を巡って争っている。そのさなか、新入社員たちがアマゾンに入社する。今月初め、マイクロソフトはアマゾンの小売事業で長年の経験を持つスレシュ・クマール氏を、クラウドインフラと運用を担当する新コーポレートバイスプレジデントとして採用した。