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マイクロソフトが、使いやすいディープラーニング開発ツールを開発するAIスタートアップ企業Lobeを買収

マイクロソフトが、使いやすいディープラーニング開発ツールを開発するAIスタートアップ企業Lobeを買収

トム・クレイジット

マイク・マタス、アダム・メンゲス、マルクス・バイシンガー(中央)によって設立されたLobeは、マイクロソフトに加わり、引き続き使いやすいAIサービスの開発に取り組む。(Lobeの写真)

人工知能(AI)ツールは、その実用化に何十年もの専門知識が必要であれば、広く普及することは決してありません。だからこそ、クラウド企業はAIツールをより使いやすく、よりアクセスしやすいものにするために尽力してきました。マイクロソフトは木曜日、サンフランシスコに拠点を置くLobeを買収し、その方向へ新たな一歩を踏み出しました。

マイクロソフトのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)であるケビン・スコット氏が買収を発表したブログ記事では、取引条件は明らかにされていない。マイク・マタス氏、アダム・メンゲス氏、マルクス・バイシンガー氏によって2015年に設立されたLobeは、コード行ではなくドラッグアンドドロップ式のユーザーインターフェースでディープラーニングモデルを構築できるビジュアルツールを開発してきた。

Lobeのウェブサイトによると、同社は引き続きマイクロソフトの傘下でサービスを運営していくという。「エンジニアや専門家ではない人々にAI開発を委ねるという、Lobeの素晴らしい取り組みを継続していくことを楽しみにしています」とスコット氏は投稿で述べた。

予測モデルや物体認識技術の発展に伴い、人工知能(AI)はクラウドコンピューティング、ひいてはコンピューティング全般における新たなフロンティアとして注目されています。しかしながら、現状ではソフトウェア開発とディープラーニングモデリングは全く異なるスキルであり、この2つを融合させる方法を知っている専門家に高額の報酬を支払うことができる企業はごくわずかです。

しかし、需要は確かに存在しており、クラウド企業は自社プラットフォーム上で開発者にこうしたサービスを提供するための魅力的かつ強力な方法を模索しています。Lobeは、5月のSemantic Machines、6月のBonsaiに続き、ここ数ヶ月でMicrosoftに加わった3社目のAIスタートアップです。