
任天堂の株価はスイッチ販売の減速で下落
ナット・レヴィ著

記録を破り続けて2年以上経った後、ヒット作となったNintendo Switchのゲーム機の売上は鈍化し始めている。
任天堂は木曜日に年度末決算を発表し、Switch本体の販売台数が1,695万台に達したことを明らかにした。これは前年比12.7%増となるが、アナリスト予想の1,750万台には届かなかった。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』などのヒット作に支えられ、 任天堂は通期で1億1,855万台のゲームソフトを販売した。これは前年比86.7%増となるが、アナリスト予想の1億2,100万台には届かなかった。
今回の販売により、米国で史上最速の売れ行きを誇るゲーム機であるSwitchは、発売からわずか2年余りで累計3,474万台を販売しました。これにより、同社はゲームソフトを合計1億8,752万本販売しました。
任天堂の株価は同社の年次決算報告を受けて5パーセント下落した。
任天堂は将来的にSwitchの売上を伸ばすための戦略をいくつか用意しているが、すぐには実行に移されないようだ。任天堂はテクノロジー大手のテンセントと提携し、Switchを中国市場に投入する計画を進めており、さらに新型Switchの開発も進めている。
しかし、任天堂の古川俊太郎社長は、中国での発売にはまだクリアすべき規制上のハードルがあると述べ、こうした期待に水を差した。また、来月のE3で新型Switchを発表する予定もない。
任天堂はもう一つの主要指標でも目標を下回り、営業利益は2,500億円(22億米ドル)と前年比41%増となったものの、アナリスト予想の3,502億円(31億米ドル)には届かなかった。通期売上高は13.7%増の1兆2,000億円(108億米ドル)となった。
任天堂は、主要指標が来年さらに鈍化すると予想しています。同社は売上高と営業利益がともに年間4.1%増加すると予測しています。