
ポッドキャスト: Amazon、AI、クラウド - 現実を検証、「Last Week in AWS」の Corey Quinn 氏
トッド・ビショップ著

アマゾンのCEOアンディ・ジャシー氏は、今週行われた同社の決算報告の電話会議で、人工知能の可能性についてこれまで以上に強気な姿勢を示した。
「今日私たちが知っているほぼすべてのアプリケーションは、AIを組み込んで再発明されるだろうと考えています。そして、コンピューティング、ストレージ、データベースと同様に、推論が中核的な構成要素となるでしょう」とジャシー氏は述べた。さらに、「AIは間違いなく、クラウド以来最大のビジネスチャンスであり、おそらくインターネット以来最大のテクノロジーシフトとビジネスチャンスを象徴しているでしょう」と付け加えた。
しかし、クラウド大手のアマゾン、マイクロソフト、グーグルが人工知能モデルとサービスの能力構築に記録的な額を費やしている中、現在の顧客行動の現実は、こうした賭けのリスクを浮き彫りにしている。
ストレージやコンピューティングなどの基本的なものが、依然として需要の大部分を占めています。
「コンピューティングの観点で言えば、大きなもの、価値あるもの、世界を動かすものは、ありがたいことに退屈なものでもある」と、ダックビル・グループの主任クラウドエコノミストであり、AWS Morning Brief や Screaming in the Cloud ポッドキャストのホスト、週刊ニュースレター「Last Week in AWS」のキュレーターでもあるコーリー・クイン氏は言う。
将来、AIが中核的な役割を担わないと言っているわけではありません。しかし、AIに関する様々な話題やDeepSeekをめぐる懸念が渦巻く中で、ジャシー氏やマイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏らが示すビジョンは、少なくとも宣伝されているような規模においては、ほとんどの顧客にとってのクラウドの現状を反映していません。
これが、GeekWire Podcastの今回のエピソードでお伝えしたいポイントの一つです。ニュースレターやポッドキャストに加え、クイン氏の本業は、お客様がAWSの請求内容を理解・管理できるよう支援することです。彼はそこで得た知見を活かし、今日のクラウド市場の現状を舞台裏から垣間見、現実的な視点で検証します。
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オーディオ編集はCurt Miltonが担当しました。