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普通のバッグクリップがiPhoneの「キックスタンド」として生まれ変わった経緯

普通のバッグクリップがiPhoneの「キックスタンド」として生まれ変わった経緯

トッド・ビショップ

Clip-n-SealやBike Huggerといったベンチャー企業を手がけるシアトルの起業家、D.L.バイロン氏は、フライト中にiPhone 4で映画を見ようとしていた時に、最新製品のアイデアを思いつきました。デバイスを適切な角度に立てるのに苦労した後、彼はある解決策を思いつきました。

「クリップンシールを持っていたので、ああ、と思ったんです!」と彼は回想する。「クリップンシールのクランプにキックスタンド(脚)を付けて、そこにスマホを挟めば、何かいいものができるって気づいたんです。」

シアトルの起業家、DLバイロン

結局、それはそれほど簡単ではありませんでした。工業デザイナーのジョシュ・ブッセラーは、キックスタンドを追加し、クリップが画面表示スペースを邪魔することなく適切な角度でスマートフォンを固定できるようにするために、かなりの労力を費やしました。しかし、彼らはこれらの問題を解決し、その結果、4.99ドルの「Bikehugger Kickstand」が誕生しました。現在予約販売中で、Amazon.comから4月に出荷予定です。

スティーブ・ジョブズもこの創意工夫にきっと誇りを感じるだろう。まあ、おそらくそうはならないだろうが、iPhone 4の最も顕著な欠点の一つを補うには、かなり簡単な作業だ。

キックスタンドは Motorola Droid や Samsung Galaxy など他のデバイスでも動作することが確認されていますが、Byron は iPhone 4 以外のデバイスとの互換性については何も保証していません。また、iPhone 3GS は重量と質量が大きいため、キックスタンドに水平に立てて使用するのは難しいことにも注意してください。

バイロン氏によると、クリップンシール事業自体は順調に推移しており、キルト作家から牡蠣養殖業者まで、あらゆる人々の間で新たな用途が見つかっているという。そして今、クリップンシールは独自の家電アクセサリーを生み出している。

「何人かに見せたら、クリップンシールだと気づきました。でも、言っても誰も気づかないと思います」と彼は言った。「古いものから新しいものを作りました。自分たちでも信じられないくらいです」