
ウォルマートはアマゾンに対抗するため、食料品配達でウーバーとリフトと提携
テイラー・ソパー著

ウォルマートは食料品を玄関先まで配達したいと考えており、この大手食料品配達会社は Uber と Lyft の支援を受けている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、ウォルマートは今月下旬、デンバーとフェニックスで配車サービス大手2社と共同で食料品配達プログラムを試験的に導入する予定だ。発表は金曜日に開催されるウォルマートの年次株主総会で行われる見込みだ。
ウォルマートは「ラストマイル」配送にウーバーとリフトのドライバーを活用する。オンライン注文が入ると、ウォルマートの従業員が商品を集め、ウーバーまたはリフトのドライバーが配送を完了する。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、この配送には顧客に7ドルから10ドルの追加料金がかかる。

TechCrunchは、ウォルマートが3月にサムズクラブ向けに同様の試験プログラムを開始したと報じています。このプログラムでは、Delivというスタートアップ企業を利用して顧客の自宅まで商品を配達しています。ウォルマートはすでに、オンライン食料品注文のカーブサイドピックアップサービスも提供しており、一部の都市では自社トラックによる自宅配達も行っています。
ウォルマートは、現代の顧客にサービスを提供するため、新たな効率的な方法を模索していますが、Amazonのような競合他社からの圧力に直面しています。AmazonはAmazonフレッシュで食料品を配達し、自社の配達インフラを拡大しています。Instacart、Google、Postmatesといった企業も同様の配達サービスで競合しています。
ウォルマートは、2日間の無料配送やプライムビデオストリーミングサービスへのアクセスなどの特典を提供するAmazonの会員プログラムであるAmazonプライムとも競合しており、ウォルマートは昨年独自の無料配送サービスを開始した。
これはUberとLyftにとっても実験的な試みであり、両社とも従来の配車サービスを超えた新たな事業展開を模索しています。UberはUberRUSHプラットフォームを通じた商品配送のテストを実施し、UberEATSフードデリバリーサービスを拡大しています。一方、Lyftはデリバリー分野ではあまり大きな取り組みを行っていません。