
マイクロソフト、スウェーデン企業Simplygonの買収で3D事業に注力
ナット・レヴィ著

マイクロソフトは昨年ニューヨークで開催された大規模な記者会見で、次期Windows 10 Creators Updateを発表し、「3D for Everyone(誰もが3Dを楽しめる)」を約束しました。そして今、その約束をさらに強固なものにしようとしているようです。
マイクロソフトは火曜日、3Dゲームの最適化を専門とするスウェーデン企業Simplygonを買収したと発表した。SimplygonはスウェーデンのDonya Labs ABによって開発され、開発者にとって3Dをより身近なものにすることを目指している。買収の金銭的条件は明らかにされていない。

「Simplygonの技術と才能は、3D制作における当社の地位を強化し、3Dでのキャプチャ、制作、そして共有をより容易にします」と、マイクロソフトのWindowsおよびデバイスグループで次世代エクスペリエンス担当コーポレートバイスプレジデントを務めるKudo Tsunoda氏は本日の投稿で述べています。「Windows 10 Creators Update、Paint 3D、そしてRemix3D.comのオンラインクリエイターコミュニティを通して、新たな創造性の波を起こそうという当社の目標をさらに発展させていきます。」
マイクロソフトも、角田氏のグループ傘下のHoloLens複合現実ヘッドセットを通じて3D技術に力を入れている。
Simplygonは、スウェーデンのDonya Labs ABによって開発されました。Microsoftは同社を「3Dゲーム最適化のリーダーであり、あらゆる業界の3Dデータのクリエイターとユーザーがコンテンツパイプラインを最適化し、ワークフローを合理化できるよう支援することに専念しています」と説明しています。SimplygonのCEOであるMatt Connors氏、創業者兼CTOのUlrik Lindahl氏、共同創業者のKoshi Hamedi氏を含むスタッフは、レドモンドに本社を置く同社に加わる予定です。
Simplygonのリーダーたちは、自身の投稿で次のように述べています。「私たちは創業以来、開発者の皆様が3Dの限界を押し広げられるよう支援することに注力してきました。創業当初から高度なレベル・オブ・ディテール・ソリューションを提供し、その後、多くの主要AAAゲーム開発スタジオがSimplygon SDKを採用し、最近ではエンタープライズAR/VRへの展開も進めています。Simplygonは、自動3Dデータ最適化を開発者の皆様にとってますますアクセスしやすいものにしてきました。私たちの次の挑戦は、究極のアクセシビリティを実現する「3D For Everyone」です。この実現に向けてMicrosoftと協力できることを大変嬉しく思います。」