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HTCが利益を計上、HTC One M8発売後に一筋の希望の光

HTCが利益を計上、HTC One M8発売後に一筋の希望の光

ブレア・ハンリー・フランク

HTC Oneの画像HTCのフラッグシップスマートフォン「One M8」は好評を博し、消費者の注目を集め始めているようだ。同社は2014年第2四半期に、新型スマートフォンの売り上げも寄与し、22億6000万台湾ドル(約7550万米ドル)の純利益を計上した。

これは前年同期比80%増であり、今年第1四半期の18億8000万台湾ドルの損失から大幅に増加した。HTCの四半期売上高は650億6000万台湾ドル(約21億8000万ドル)で、同社予想の下限にわずかに届かなかった。

北米本社をベルビューに置く台湾の電子機器メーカーにとって、結果は明暗分かれる結果となった。現行のスマートフォン製品群から確かに一定の利益は得られているものの、サムスンやアップルとスマートフォン市場のトップの座を争えるほどの数字は出ていない。

それでも、これはHTCにとって希望の光であり、HTC Oneが絶賛されたものの市場で低迷した後、新たなフラッグシップスマートフォンで利益を上げられる可能性を示している。同社のマーケティング予算は、サムスンが人気スマートフォンのマーケティングに費やす金額のわずか20%に過ぎないことを考えると、HTCは大きな力を発揮していると言えるだろう。