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ニューヨーク・タイムズ社は、著作権紛争で記者の資料提供を求めるOpenAIに対抗している。

ニューヨーク・タイムズ社は、著作権紛争で記者の資料提供を求めるOpenAIに対抗している。

トッド・ビショップ

OpenAIとマイクロソフトは、ChatGPTなどのAI技術を支える大規模言語モデルの学習における著作権侵害の疑いで、2023年12月にニューヨーク・タイムズ社から訴訟を起こされた。(GeekWire Photos / Todd Bishop、Kurt Schlosser)

ニューヨーク・タイムズ社は、ジャーナリストが記事作成に使用したメモやインタビューメモなどの資料の提出を求めるOpenAIの要請を却下するよう連邦裁判所に求めている。同社は、これらの資料が同社の主力人工知能モデルの訓練に使われたと主張している。

ニューヨーク・タイムズ紙は、「OpenAIは、このような侵襲的な情報開示を認める判例を引用しておらず、それには正当な理由がある。これは連邦規則で認められている範囲をはるかに超えており、タイムズ紙が訴訟を起こすという決定に対する嫌がらせと報復以外の目的はない」と反論した。

マイクロソフトは、この紛争の側面には公に関与していないようだ。

Microsoft AI CEO のムスタファ・スレイマン氏は最近、Aspen Ideas Festival で AI モデルのトレーニングに Web コンテンツを利用することについてコメントし、注目を集めました。

既にオープンウェブ上にあるコンテンツに関しては、90年代以降、そのコンテンツに関する社会契約は「フェアユース」であると考えています。誰でもコピーし、再制作し、複製することができます。いわば「フリーウェア」と言えるでしょう。それがこれまでの理解でした。

「ウェブサイト、出版社、または報道機関が『他の人がそのコンテンツを見つけられるようにインデックスを作成する以外の目的でスクレイピングしないでください』と明確に宣言している場合、別のカテゴリーが適用されます。しかし、これはグレーゾーンです。そして、これは裁判で争われることになると思います。」

最新のニューヨークタイムズと OpenAI のメモの全文は以下をご覧ください。

ニューヨーク・タイムズがScribdのGeekWireによるOpenAIの証拠開示要請に応答

GeekWireによるScribdでのニューヨーク・タイムズ記者のソース資料のOpenAIによるリクエスト