
チャドが宇宙に?『SNL』のコメディアン、ピート・デイビッドソンがブルーオリジンの宇宙船に乗ることに意欲的だと報じられている
アラン・ボイル著

コメディアンのピート・デビッドソンは昨年、チャドという名の怠け者の宇宙飛行士を描いた「サタデー・ナイト・ライブ」のスケッチで、スペースXのCEOであるイーロン・マスクと共演したが、マスクのライバルである宇宙大富豪のジェフ・ベゾスのおかげで、デビッドソンがまもなく実際に宇宙に行くかもしれないようだ。
ニューヨーク・ポスト紙のゴシップ欄「ページ・シックス」によると、デビッドソン氏は、ベゾス氏の宇宙ベンチャー「ブルー・オリジン」が建造したニュー・シェパード・ロケット船での弾道宇宙旅行に申し込む寸前だという。
「ピートは興奮している」と、デイビッドソンの計画に詳しいとされる匿名のPage Sixの情報筋は語った。「まだ契約は交わしていないが、実現しそうだ。詳細は詰めているところだ」
ワシントン州ケントに本社を置くブルーオリジンは、昨年、西テキサスの宇宙港から3回の有人弾道宇宙ミッションを打ち上げており、今年はそのペースをさらに加速させたいと考えていると報じられている。Page Sixは情報筋の話として、デビッドソン氏の飛行時期は未定だと報じた。
TMZは1月、デビッドソンと同じくセレブのキム・カーダシアンがベゾス氏のロサンゼルスの邸宅で夕食を共にしたと報じた。また、Page Sixの情報筋は、28歳のデビッドソンは「ジェフと出会った時、とても意気投合した」と語っている。(ベゾス氏は今シーズン、「SNL」の別のコントで痛烈に批判されたにもかかわらず、だ。)
ブルーオリジンにコメントを求めて連絡を取り、返答があり次第このレポートを更新します。(追記:デビッドソン氏は確かにブルーオリジンの飛行の乗組員に指名されていましたが、スケジュールの都合で辞退せざるを得ませんでした。)
これはニューシェパード宇宙船での有名人の飛行としては初めてではない。昨年7月にはベゾス自身が初の有人飛行ミッションに参加し、10月にはスタートレックの船長ウィリアム・シャトナーが宇宙旅行を行った。
昨年、中国生まれの暗号資産起業家ジャスティン・サンは、今年後半に実現すると予想されるニューシェパード社の宇宙船の座席に2800万ドルで入札した。しかし、もしデビッドソンが乗船すれば、ウィリアム・シャトナーをはじめとする「特別ゲスト」が享受してきたのと同じ無料搭乗特典を得られるかもしれない。デビッドソンの宇宙ミッションが、「サタデー・ナイト・ライブ」での彼のキャラクターと同じ結末を迎えないことを願うばかりだ。