
ポール・アレンの投資責任者:マイクロソフトはXboxとBingのスピンオフを検討すべき
ポール・アレンの投資責任者:マイクロソフトはXboxとBingのスピンオフを検討すべき

ポール・アレン
トッド・ビショップ著

マイクロソフトの共同創業者ポール・アレン氏の投資部門であるバルカン・キャピタルの最高投資責任者は、同社の次期最高経営責任者はBing検索エンジンやXboxゲーム機を含む消費者向け製品の分離を検討すべきだと述べている。
アレン氏の150億ドルの資産を運用するポール・ガファリ氏は、今週ニューヨークで開催されたフィナンシャル・タイムズ投資フォーラムでこの発言をしたと、同紙が前夜に報じた。ガファリ氏は、マイクロソフトは従来の強みである法人顧客へのサービス提供に注力すべきだと述べた。
同紙によると、同氏は「検索事業や、非常に成功を収めてきたXboxでさえ、その勢いを損なっている。同社には、最も得意とする分野に注力してほしい」と述べた。「私の見解では、その事業の一部はおそらく分離・廃止し、エンタープライズとクラウドに注力すべきだろう」
アレン氏の発言は、同社での経歴から見て注目に値するが、ガファリ氏がこの方針を提案したのは初めてではない。マイクロソフトを長年担当してきたアナリスト、リック・シャーランド氏も今年初め、独自の提案を発表し、話題を呼んだ。シャーランド氏は、この提案を行った最新の人物だ。問題は、退任するマイクロソフトCEOが主導する最近の組織再編によって、事業のスピンオフに向けたあらゆる取り組みが著しく困難になっていることだ。
フィナンシャル・タイムズによると、アレン氏は依然としてマイクロソフト株を20億ドル分保有している。