
ジェフ・ベゾスのブルーオリジンがフロリダにロケット整備センターを建設する契約を締結
アラン・ボイル著

アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が創設した宇宙ベンチャー、ブルーオリジンは、フロリダ州の宇宙港当局と契約を結び、ケープカナベラル近くに6000万ドルのロケット試験・改修施設を建設することになった。
この施設は、スペース・フロリダのエクスプロレーション・パークに建設され、ブルー・オリジンが既にフロリダに建設している2億500万ドル規模のニュー・グレンロケット製造工場(75万平方フィート)のサポートサービスを提供する。軌道級ニュー・グレンロケットは早ければ2020年に運用開始予定で、スペース・フロリダからリースされている第36発射施設から宇宙に打ち上げられる。
ブルーオリジンは、ニューグレンロケットの再利用可能な第一段ブースターを搭載する設計を進めており、新施設では回収されたブースターの改修と試験が行われる予定だ。同社の計画は先月のスペース・フロリダの役員会議で議題に上り、今週オーランド・センチネル紙の報道で明らかになった。
https://www.youtube.com/watch?v=BTEhohh6eYk
センチネル紙の報道によると、同委員会は、道路や公共設備などの共通インフラ費用として最大400万ドルをブルーオリジンに返済するために州の税金を使う計画を承認した。
取締役会に提出された文書によると、ブルーオリジンは新施設に6000万ドルを投じ、推定年収9万5000ドルで約50人の雇用を創出する計画だという。
純資産約1600億ドルで世界一の富豪とされるベゾス氏は最近、来年ニューグレン計画に「10億ドル強」を投入する計画だと述べた。非公開企業である同社は、2020年代の衛星打ち上げに向けて既に複数の契約を締結している。
ブルーオリジンはフロリダの施設に加え、ワシントン州ケントに本社と生産施設、そしてテキサス州西部に試験場と弾道発射施設を保有しています。また、アラバマ州ハンツビルには、2億ドル規模のBE-4ロケットエンジン工場(総工費20万平方フィート)の建設準備を進めています。