
マイクロソフト取締役会、WindowsとSurface RTの課題を理由にバルマー氏のボーナスを削減
トッド・ビショップ著

マイクロソフトの取締役会は、ウィンドウズの利益減少と同社のSurface RTタブレットの苦戦を理由に、2013年度のCEOスティーブ・バルマー氏へのボーナスを減額したと、同社が本日提出した年次委任状説明書で明らかになった。
8月に12ヶ月以内に退任する計画を発表したバルマー氏は、提出書類によると、2013年度のボーナスとして55万ドルを受け取った。これは同氏の年間目標ボーナスの79%に相当し、前年の62万ドルから減少した。
しかし、バルマー氏の基本給は昨年の68万5000ドルから69万7500ドルに増加した。マイクロソフト株の4%弱を保有する同CEOは、報酬の一部として株式を取得していない。
「2012年10月のWindows 8の発売により1億ライセンス以上が販売されましたが、厳しいPC市場に加え、Windows 8とSurfaceの多額の製品発売費用が重なり、Windows部門の営業利益は18%減少しました」と、バルマー氏の業績概要の一部として提出書類に記載されています。「Surface RTデバイスの販売が予想を下回り、販売促進のために価格を引き下げた結果、9億ドルの在庫費用が発生しました。」
同社全体について、提出書類では、売上高778億ドル、営業利益267億ドルという記録的な業績に加え、マイクロソフトビジネス部門、サーバーおよびツール、オンラインサービス部門、エンターテインメントおよびデバイス部門の売上高成長、大企業における同社製品への強い需要など、強みのある分野が挙げられている。
さらに、提出書類には、「バルマー氏は2013年も引き続き、デバイスとサービス企業への変革を主導し、7月にOne Microsoftが発表した全社的な再編へと結実しました。Windows Phone 8と家庭・ビジネス向けOffice 365の新バージョンのリリース、Outlook.com、Skype、Xbox Liveなどのサービスの継続的な進歩、そしてOffice 365、Windows Azure、Dynamics CRMの導入拡大により、デバイスとサービス戦略は着実に進展しました」と記されています。
以下は提出書類から引用した、マイクロソフトの役員らの過去 3 年間の報酬をまとめた表です。