
マイクロソフトはセールスフォースの買収を望んでいないと報道
テイラー・ソパー著

結局のところ、Microsoft は Salesforce.com の買収には興味がないのかもしれない。
ロイター通信は木曜日、2人の情報筋の話として、マイクロソフトによる買収提案の可能性を示唆する以前の報道にもかかわらず、レドモンドの巨大企業はセールスフォース買収の「提案を検討していない」と報じた。
ロイター通信は、CRM業界のマーケットリーダーであるサンフランシスコに本社を置くセールスフォースの評価額は、マイクロソフトにとって高すぎると指摘した。金曜日の午後時点で、セールスフォースの時価総額は490億ドルとなっている。
先月お伝えしたように、Salesforceとの取引は、Microsoft CEOのサティア・ナデラ氏にとって、クラウドコンピューティング分野におけるMicrosoftの地位を確固たるものにするための買収として理にかなっていると言えるでしょう。ナデラ氏は既にこの分野に注力しており、Salesforceとの取引は同分野におけるMicrosoftの地位を確固たるものにすることができます。ある意味では、スティーブ・バルマー氏の在任中にMicrosoftで行ったノキアのスマートフォン買収よりも、はるかに理にかなった買収と言えるでしょう。
また、エンタープライズテクノロジープロバイダーとしてのマイクロソフトの伝統的な強みを生かし、同社をアップルやグーグルなどのライバル企業からさらに引き離すことにもなるだろう。
このような契約は1年前にはほとんど考えられないことだったが、マイクロソフトとセールスフォース・ドットコムは昨年5月の提携発表以来、より緊密に協力してきた。