
シアトル市議会、ジェフ・ベゾス氏にAmazon.comの警備員の待遇改善を要請
シアトル市議会、ジェフ・ベゾス氏にAmazon.comの警備員の待遇改善を要請

ジェフ・ベゾス。
テイラー・ソパー著

シアトル市議会は、Amazon.com のセキュリティ従業員の一部に対する待遇に不満を抱いている。
市議会議員9人全員が今週、アマゾンのCEOジェフ・ベゾスに書簡を送り、アマゾンの下請け業者であるセキュリティ・インダストリー・スペシャリスト(SIS)が雇用した労働者の待遇についてシアトル人権委員会が共有している懸念に対処するよう求めた。
委員会は6月4日にベゾス氏に書簡を送り、この件について調査するよう求めたが、返答はなかった。1ヶ月以上経ち、市議会もアマゾンCEO宛てに独自の書簡を送付した。
「私たちの多くは、皆さんのキャンパスの警備に尽力している警備員と会う機会がありましたが、組合を結成しようとしている労働者に対する報復の印象を与えることを深く懸念しています」と手紙には書かれている。
市議会はアマゾンのサプライヤー基準および責任規範にも注目した。
「シアトル人権委員会への回答の一環として、シアトルキャンパスを守るSISおよび下請けの警備員に適用される規範の原則をAmazonがどのように遵守しているかを評価していただきますようお願いいたします。」
アマゾンが警備員をめぐって問題を抱えたのは今回が初めてではない。2013年2月、警備員による外国人派遣社員への虐待疑惑がドイツ国内で波紋を呼んだことを受け、同社はドイツの警備会社との提携を打ち切っている。
一方、アマゾンは第2四半期の収益が23%増の190億ドルとなったものの、四半期損失が1億2600万ドルと予想を下回ったことを受けて、金曜日に株価が11%下落した。