
アマゾンとDHLがプライムエアとアマゾンフレッシュの配達で提携すると報道
アラン・ボイル著

アマゾンは、ケンタッキー州でのプライムエア輸送業務とドイツでのアマゾンフレッシュ食品配達のために、ドイツに拠点を置くDHL配達サービスと提携すると報じられている。
レーン・レポートによると、アマゾンは5月からシンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港にあるDHLの施設で貨物処理を開始する予定だ。この契約により、アマゾンは同空港をプライムエアの主要配送拠点として活用するという15億ドル規模の計画を有利に進めることができるだろう。
レーン・レポートの情報筋によると、DHLは夜間は通常通り自社の業務のためにこの施設を使用するが、日中はアマゾンに使用させるという。
アマゾンはこの報道についてコメントを発表していないが、DHLは「DHLシンシナティハブにおいて、アマゾン航空ネットワークの仕分け作業や地上業務を含む、アマゾン向けの幅広いサービスを提供する契約を結んでいる」と認めた。
アマゾンは、UPSやフェデックスなどの運送業者に委託している航空配送サービスに加え、リースしているボーイング767貨物機40機を増強している。
オハイオ州のウィルミントン・エアパークはアマゾン・プライム・エアの主要拠点の一つとして機能してきたが、今後数年間でその処理業務の中心はケンタッキー州北部のグレーター・シンシナティ空港に移ると予想される。
ドイツの新聞ハンデルスブラットは本日、AmazonとDHLの提携について報じた。同紙は関係筋の話として、DHLがドイツにおけるAmazonフレッシュの食品配送の独占サプライヤーとなると報じた。
ハンデルスブラット紙によると、この配達サービスは来月ベルリンで開始され、その後ドイツの他の都市にも拡大される予定だ。同紙は、ミュンヘンにアマゾンフレッシュの物流センターが建設中だと報じた。
DHLもアマゾンもこの報道についてコメントしなかった。