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Azure Premium Storage が、高パフォーマンスのデータニーズに応えるために一般提供開始

Azure Premium Storage が、高パフォーマンスのデータニーズに応えるために一般提供開始

ブレア・ハンリー・フランク

マイクロソフトのロゴMicrosoft は本日、Azure クラウド プラットフォームのユーザーに高性能データ ストレージを提供するサービスである Azure Premium Storage が、昨年プレビューとして最初にリリースされた後、一般提供に達したことを発表しました。

このサービスは、SQL Server、MongoDB、Apache Cassandraなど、様々なアプリケーションで高速ストレージを必要とするユーザー向けに構築されています。お客様は、Microsoftのクラウドで稼働している仮想マシン1台につき、最大32テラバイトのソリッドステートドライブベースのストレージを選択できます。このサービスは、読み取り操作において低ミリ秒のレイテンシで、最大64,000 IOPS/秒の入出力処理をサポートします。これは、Microsoftがプレビュー版で提供していた50,000 IOPSから大幅に向上しています。

マイクロソフトのプログラムマネジメント担当パートナーディレクターであるコーリー・サンダース氏は、GeekWireのインタビューで、このパフォーマンス向上により、Azureは現在どのパブリッククラウドプロバイダーよりも高いIOPSを提供していると語りました。これはすべて、冗長性のある永続ストレージシステムの信頼性とローカルドライブの速度を組み合わせた「Blobcache」システムによって実現されています。

「通常、お客様がパブリッククラウド上のストレージを利用する際には、永続ストレージを使用するか、仮想マシン自体に接続されたローカルSSDを使用するかという選択を迫られます」とサンダース氏は述べています。「新しいAzure Premium Storageサービスにより、お客様は両方をご利用いただけるようになりました。」

Premium Storage の既存顧客の一つに、教育ゲーム会社 JumpStart があります。同社はこのサービスを利用して、「School of Dragons」などのゲーム向け SQL Server データベースの運用と、それらのゲームのバックアップを同時に実行しています。同社のプラットフォームテクノロジー担当副社長である Michael Boldezar 氏は、本日の提供開始を発表したブログ記事の中で、Azure Premium Storage の導入により、同社のワークロードが従来の 2 倍の速度で実行できるようになったと述べています。

本日の発表により、ユーザーは新たな利用可能リージョンでもPremium Storageをご利用いただけるようになりました。これにより、Azureの米国西部、米国東部2、西ヨーロッパに加え、中国東部、東南アジア、西日本リージョンでもサービスをご利用いただけます。

ただし、プレミアム ストレージの使用にはかなりの費用がかかります。本日の一般提供開始に伴い、サービスの価格は 2 倍になりました。