
マイクロソフトは、ソーシャルツールに対する企業の警戒感に対抗するため、YammerとOfficeを統合した。
トッド・ビショップ著
ソーシャルツールは、従業員が様々な新しい方法でコミュニケーションを取り、協力することを可能にします。しかし、こうしたバーチャルな会話は、人々の生産性を高めるのでしょうか、それとも低下させるのでしょうか?マイクロソフトが委託した新たな調査によると、この問題について雇用主と従業員の意見は分かれていることがわかりました。
調査によると、30%以上の企業が従業員の業務中のソーシャルテクノロジーの使用に消極的で、多くの場合、その使用を制限している。多くの従業員がソーシャルツールによってコラボレーション能力が向上し、生産性が向上すると信じているにもかかわらず、このような状況になっている。
これらは調査結果の一部です。調査会社イプソスは、世界中の9,900人以上を対象に、企業内でのソーシャルテクノロジーの活用状況について調査しました。
昨年マイクロソフトに12億ドルで買収されたエンタープライズソーシャルネットワーキング企業Yammerは、Microsoft Office 365とYammerの連携、そしてその逆の連携を推進することで、今回の調査で明らかになった懸念を克服できると述べている。現在、この連携に向けた作業が進行中である。
Yammer と Office の境界線をますます「曖昧」にすることが目標だと、Yammer の共同設立者兼 CTO で、現在は Microsoft Office のエンジニアリング GM を務める Adam Pisoni 氏は語った。
「ソーシャルはまだ分離しすぎています」とピゾーニ氏はインタビューで述べた。「私たちが必要とする広範な普及を実現するには、既に利用されているツールと統合し、その一部となる必要があります。普及における多くの大きな変化は、こうした統合が実現していく中で実現していくでしょう。」
Yammer には Facebook スタイルのインターフェースがあり、その成功の大部分は従業員による草の根的な導入によるもので、最終的には企業が Yammer サービスを管理するための追加ツールを正式に導入 (および有料化) するに至っています。
調査によると、従業員の39%が社内のコラボレーションが不十分だと感じており、40%がソーシャルテクノロジーがチームワークの向上につながると考えています。詳しくは、こちらの概要レポートと関連サイトをご覧ください。
マイクロソフトの技術を専門とするコンサルティング会社アバナードの最近の調査によると、企業内で最も広く使われているソーシャル ツールは Facebook だという。