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マイクロソフト、200億ドルの商用クラウド収益ランレート目標を予定より早く達成

マイクロソフト、200億ドルの商用クラウド収益ランレート目標を予定より早く達成

トム・クレイジット

GeekWireサミットに出席したMicrosoft CEOサティア・ナデラ氏。(写真はGeekWireのダン・デロング撮影)

マイクロソフトは、商用クラウド製品およびサービスからの年間売上高200億ドルを達成するという自らに課した期限の3四半期前、木曜日にその目標を達成したと発表した。

マイクロソフトは、第1四半期決算を終え、Azure、Office 365、Dynamics 365などの製品による商用クラウド売上高が204億ドルに達する見込みであると、全体の業績を発表するリリースで発表した。AzureとWindows Serverを含む同社のインテリジェントクラウド部門の売上高は、Azureの売上高が90%増加し、前年同期比14%増の69億ドルとなった。

2015年4月、マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏は、社内外におけるマイクロソフトに対する認識を変える手段として、クラウド収益目標を設定しました。長年にわたり、マイクロソフトの業績指標としてWindowsの売上に固執してきた状況から脱却し、クラウドサービスの大きな収益目標に注力し、それを達成したことで、マイクロソフトがそうした時代を新たな時代へと移行する準備が整ったことが示されました。これは、今月初めに開催されたGeekWire Summitでナデラ氏が詳細に語った通りです。

「パソコンと携帯電話のシェアが下落する中で、私たちは守勢的な姿勢から攻めの姿勢へと転換しました」と、ナデラ氏はマイクロソフトの再生の軌跡を描いた新著『Hit Refresh』の中で述べている。「私たちは、未来への逃避から、自らの未来を自らの手で築くことにしたのです。」

Microsoft はこの「商用クラウド」という用語をかなり広く定義しており、Azure と Windows Server を担当する Intelligent Cloud 事業部門からの収益の一部を、More Personal Computing 部門に属するクラウドベース製品の販売による収益とまとめています。

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