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宇宙飛行士が宇宙ステーションにテザーズ・アンリミテッド社の3Dプリンターとリサイクル装置を設置

宇宙飛行士が宇宙ステーションにテザーズ・アンリミテッド社の3Dプリンターとリサイクル装置を設置

アラン・ボイル

再生装置設置
NASAの宇宙飛行士アン・マクレインが、国際宇宙ステーションにテザーズ・アンリミテッド社のリサイクルおよび3Dプリント装置「リファブリケーター」を設置している。(NASA写真提供:テザーズ・アンリミテッド)

国際宇宙ステーションのNASA宇宙飛行士は、軌道上に初めて統合された3Dプリンターとプラスチックリサイクル装置を設置し、現在、今後数週間以内に開始予定の実験に向けてチェック中である。

寮の冷蔵庫ほどの大きさの装置「リファブリケーター」は、ワシントン州ボセルにあるテザーズ・アンリミテッド本社で、NASAの中小企業革新研究プログラムから250万ドルの契約に基づき製造された。アラバマ州にあるNASAマーシャル宇宙飛行センターで試験され、11月にノースロップ・グラマン社のシグナス補給機でステーションに送り込まれた。

NASAの宇宙飛行士(スポケーン出身)のアン・マクレインさんがリファブリケーターを宇宙ステーションの実験ラックに設置する間、テザーズ・アンリミテッドのエンジニアたちは宇宙ステーションの運用チームをサポートした。

「リファブリケーターは、長期にわたる宇宙探査ミッションにおいて部品や廃棄物を製造、リサイクル、再利用するための持続可能なモデルを実証する上で重要な役割を果たす」と、マーシャル宇宙飛行センターの宇宙内製造部門マネージャー、ニキ・ワークハイザー氏は本日のニュースリリースで述べた。

テザーズ・アンリミテッドのCEO、ロブ・ホイト氏は、「リファブリケーターを宇宙ステーションへの設置まで完成させるために、我々のチーム、宇宙飛行士、そしてNASA宇宙製造チームが尽力してくれたことに、非常に誇りと感謝の気持ちを抱いている」と語った。

リファブリケーターのテストは、リサイクルを伴わない無重力3Dプリンターのこれまでの実験を踏襲するものです。宇宙で最初の3Dプリンターは、カリフォルニアに拠点を置くベンチャー企業Made In Spaceによって開発され、2014年に宇宙ステーションに納入されました。

ホイト氏は、今後の実験は月や火星への長期ミッションのコストとリスクの削減を目的とした宇宙での製造能力を実証するはずだと述べた。

「これにより、将来の宇宙飛行士は必要な時に工具、交換部品、器具、医療器具を製造する能力が得られ、廃棄物を再利用し、地球から打ち上げなければならない交換部品の量を最小限に抑えることで、有人宇宙ミッションの物流コストを大幅に削減できる」とホイト氏は述べた。

リファブリケーターを輸送した無人シグナス貨物船「SSジョン・ヤング」は、81日間の滞在を終え、本日ISSから解放された。同船は5基の超小型衛星の展開やその他の実験を行い、計画通り大気圏に降下して2週間強後に廃棄処分される予定だ。

Tethers Unlimited は、宇宙での製造のほか、小型衛星や先進的な宇宙推進モジュール用のプログラム可能な無線など、さまざまな宇宙技術に取り組んでいます。

同社は先月、従業員を20%削減した。主な理由は、政府閉鎖によりNASAと国防高等研究計画局(DARPA)からの契約支払いが滞ったためだ。ホイト氏はメールで、閉鎖が終わったことで状況は改善したと述べたが、2月15日に2度目の閉鎖が迫っている可能性もある。

「シャットダウンによって滞っていた多額の支払いは確実に受け取れました。NASAの契約担当者たちは、シャットダウン2.0の前に私たちや他の契約業者に支払いができるよう懸命に働いてくれました。ですから、今はずっと良い状況です」とホイト氏は記した。「事態は再び好転し始めています。」

ホイト氏によると、テザーズ・アンリミテッドは複数の追加飛行プログラムの提案を提出しているという。「もしどれかが採用されれば、間違いなく人員を増強します」と彼は述べた。