Iphone

レッドフィンCEO:シリコンバレーの住宅価格は急騰しているが、シアトルなどのテクノロジー拠点は「もっと良い結果を出すことができる」

レッドフィンCEO:シリコンバレーの住宅価格は急騰しているが、シアトルなどのテクノロジー拠点は「もっと良い結果を出すことができる」

ジェイコブ・デミット

Redfin CEO グレン・ケルマン氏がシアトルの Startup Grind イベントで講演。
レッドフィンCEOグレン・ケルマン氏が水曜日、シアトルで開催されたスタートアップ・グラインド・イベントで講演した。

レッドフィンのCEO、グレン・ケルマン氏は、シリコンバレーのダムが決壊し、全米の都市にハイテク労働者が殺到しようとしているため、シアトルやその他の新興ハイテク拠点にとって今は重要な時期だと語る。

ポートランドの不動産会社のデータによると、今年、住宅購入者の13%がサンフランシスコ湾岸地域で物件探しを始めた。昨年はわずか3~4%だった。

「今後10年間でシリコンバレーは25も誕生するだろう」と、ケルマン氏は水曜日にシアトルで開催されたスタートアップ・グラインド・イベントのステージ上で語った。「シアトルや他の都市がサンフランシスコのように現実逃避をしないよう願うばかりだ」

ケルマン氏はベイエリアで多くの時間を過ごし、1997年にプラムツリー・ソフトウェアを設立し、後に同社を株式公開した。

同氏は、この地域がテクノロジーブームに沸いていたころ、あらゆる開発を悪と決めつけることで必死にその特徴を守ろうとしたと語った。

「だから何も建てず、住宅価格がどこまで上がるかという壮大な科学実験になってしまったんです」とケルマン氏は言った。「何も保存しなかった。…壁一面がテクノロジーだらけで、それが都市の素晴らしさの源泉ではない。シアトル、オースティン、デンバー、ボルダー、ボストン、そして他のすべての都市に、避けられない未来にどう備えるか、真剣に考えてほしい」

レッドフィンシアトルの成長レッドフィンのデータがシリコンバレーからの大量流出を示唆したのは今回が初めてではない。5月に同社は、ベイエリアの住民のうち、自社サイトで住宅を検索した人の25%が別の市場を探しているというレポートを発表した。

ケルマン氏はさらに、レッドフィン社が都市の成長にとって正しい方法と間違った方法について公の立場をとるべきかどうかを決めるにあたり、現在社内で議論が行われていると述べた。

「シアトルが間違った方向に進むのを見るのは耐えられないので、おそらく我々は何らかの立場を取ることになるでしょう」と彼は言った。「テクノロジーのおかげで、他の都市にも驚くほどの富がもたらされるでしょう。サンフランシスコとシリコンバレーにしか存在しなかったこのオアシスは、他の場所でも実現するでしょう。しかし、我々はシリコンバレーよりも優れたものを実現できるはずです。本当にできると確信しています。」