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Amazon.com、Flipkartとの電子商取引競争激化を受けインドに20億ドルを投資

Amazon.com、Flipkartとの電子商取引競争激化を受けインドに20億ドルを投資

ジョン・クック

アマゾンインドにおける壮大な規模の電子商取引の戦いに備えてください。

Amazon.comは本日、インドに20億ドルを投資する計画であると発表した。この発表は、インドの電子商取引大手Flipkartが10億ドルの新たな資金調達を発表した翌日に行われた。

アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏はプレスリリースで、インドでの初年度の同社の成長は予想を上回ったと語った。

「インド経済とeコマースの成長には大きな可能性があると考えています」と彼は述べた。「この20億米ドルの追加投資により、私たちのチームは引き続き大きな構想を練り、革新を続け、インドのお客様のために水準を引き上げることができます。現在の規模と成長率で、インドは当社史上最速で総売上高10億ドルを達成する見込みです。インドのお客様に心から感謝申し上げます。このような状況はかつてありませんでした。」

ジェフ・ベゾス
ジェフ・ベゾス

こうした発表があったにもかかわらず、インドは厳しい状況となる可能性がある。Amazon.comの元幹部サチン・バンサル氏とビニー・バンサル氏によって設立されたFlipkartは、Amazonの戦略を模倣している。同社は赤字だが、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、新たな資本注入により同社の評価額は約70億ドルに上る。Flipkartは2,200万人の登録ユーザーを誇り、3月までの12ヶ月間で10億ドル以上の商品を販売した。

フリップカートは時価総額1,000億ドルの企業になることを目指しており、今後数年間でユーザー数1億人を突破することを目指しているが、インドのインターネットおよび携帯電話ユーザー人口の急速な増加を考えると、この目標は達成可能かもしれない。

Amazon.comはインドにおいて、eBayの支援を受けるSnapdealとの競争にも直面している。Snapdealは今年初め、eBayから1億3,300万ドルを調達した。

「インドやその他の新興市場での成長加速は、引き続きeBayの世界的な電子商取引リーダーシップを推進する戦略である」とeBayの上級副社長兼アジア太平洋地域マネージングディレクターのジェイ・リー氏は2月に語った。