
任天堂とHTCが特許トロールに勝利
任天堂とHTCが特許トロールに勝利
ブレア・ハンリー・フランク著
任天堂とHTCは、米国国際貿易委員会の決定により、特許トロールに対して勝利を収めた。
両社は、委員会による重大な裁定の対象となり、同委員会は、「可変速システムクロックを備えた高性能マイクロプロセッサ」の特許をめぐる3人の特許トロールによる特許侵害の申し立てには根拠がないと判断した。
「委員会の決定を大変嬉しく思います。この決定は、任天堂の製品が主張されている特許を侵害していないという裁判官の判断を裏付けるものです」と、任天堂オブアメリカの副社長兼副法務顧問のリチャード・メドウェイ氏は声明で述べた。「任天堂のこれまでの実績は、他者の特許を侵害していないと確信している限り、ITCにおける訴訟を含め、特許訴訟に対して積極的に防御してきたことを示しています。」
HTCも同様にこの決定を歓迎しており、GeekWireに送った声明の中で、同社は他社の知的財産権を尊重するが、特に特許トロールによる「不当な特許侵害訴訟」に対しては引き続き戦うと述べた。
この決定は、ここ数ヶ月、特許ポートフォリオの整備に尽力してきた両社にとって大きな勝利となる。任天堂は先月、前年の特許トロールとの訴訟に勝利した報酬として、 IA Labsの特許ポートフォリオを譲り受けた。一方、HTCは最近、ノキアとの特許訴訟を全て和解し、両社は特許を共有し、新技術の開発で協力することで合意した。
ITC の判決の全文は下記に掲載されています。
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