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モトローラとの契約が保留中、グーグルとマイクロソフトが特許に関する誓約を交わす

モトローラとの契約が保留中、グーグルとマイクロソフトが特許に関する誓約を交わす

トッド・ビショップ

グーグルは、携帯電話大手モトローラの125億ドルの買収が規制当局に承認された場合、同社の特許ポートフォリオを悪用して「標準必須」とみなされる特許について不当なライセンス料を徴収しないと技術標準化団体に保証しようとしている。

H.264 および 802.11 ビデオおよび WiFi 標準を使用する Windows、Xbox およびその他の製品の売上の最大 2.25% を Motorola に支払う可能性に直面している Microsoft は本日、業界標準に対する自社の支持を概説し、Motorola のアプローチと自社の立場を暗黙的に対比する声明を発表しました。

「国際標準化システムがうまく機能しているのは、標準化に貢献する企業が、自社の必須特許を公正、合理的、かつ差別のない条件で他社に提供するという約束をしているからです」とマイクロソフトは自社サイトへの投稿で述べている。「企業がこの約束を無視し、標準必須特許を理由に他社の製品出荷を阻止しようとすれば、消費者と業界全体が損害を被ることになります。」

マイクロソフトは、「標準化団体に対して、標準必須特許を公正、合理的、かつ差別のない条件で提供するという約束を常に守ります」と述べ、「これらの必須特許を理由に、いかなる企業に対しても差止命令や排除命令を求めることはありません」としている。

マイクロソフトはAndroidデバイスのメーカーから相当額のロイヤルティを受け取っているが、例えば同社がBarnes & Nobleに対して起こした訴訟における特許は標準必須とはみなされていない。

グーグルは昨日ブルームバーグ通信に対し、モトローラの標準必須特許を公正、合理的かつ非差別的(FRAND)な条件でライセンス供与すると語った。

「昨年8月にモトローラ・モビリティの買収合意を発表して以来、モトローラ・モビリティの標準必須特許が、買収完了後もFRAND条件でライセンス供与されるのかどうかという質問を受けています」と広報担当者は報道機関に述べた。「答えは簡単です。そうなります。」

グーグルによるモトローラ買収に関する欧州規制当局の判決は、今月下旬に下される見込みだ。もし判決が下されれば、モトローラ対マイクロソフトの訴訟は、この約束の早期の試金石となる可能性がある。