
Chef により、顧客は古いアプリケーションを Microsoft Azure に簡単に移行できるようになります。
トム・クレイジット著

シアトルの Chef 社は火曜日、オンプレミス サーバーに Chef を導入した顧客が Microsoft のクラウドで新たな方向性を定めることを支援する 3 つの新しいインフラストラクチャ管理ツールをリリースしました。
Chefはプレスリリースで、現在限定公開されているAzure向けChef Automateマネージドサービスにより、自社インフラの管理にChefを使用している企業は、Azure上でChef Automateを再度セットアップすることなく、Microsoft Azureの利用を開始できると発表しました。これにより、オンプレミス環境のChefユーザーがAzure上でChef Automateを起動して稼働させるために必要な時間と労力が大幅に削減されるとChefは述べています。
Chef Automateは、運用チームがコンピューティングインフラストラクチャのセットアップと保守に伴う多くの面倒な作業を自動化するために使用されています。ソフトウェアコンプライアンスポリシーを適用し、ネットワーク上で実行されるアプリケーションの健全性を監視し、適切なユーザーがインフラストラクチャのさまざまな部分に対して適切なレベルのアクセス権を持つようにするのに役立ちます。
Chefの初期の顧客の多くは、アプリケーションのほとんどを自社サーバーで実行していた企業でしたが、クラウドコンピューティングの着実な発展とコンテナなどの新しいインフラストラクチャ戦略により、Chefは現代社会に合わせて製品のアーキテクチャを再構築する必要に迫られました。Automate 2.0は今年初めにリリースされ、顧客が複数の環境で同一のインフラストラクチャ管理戦略を活用できるようにしました。
Chef Automateのマネージド版は既にAmazon Web Servicesで利用可能であり、Azureの追加は、市場の拡大に伴いChefの顧客が複数のクラウドプロバイダーを検討していることを示しています。Chefは、オーランドで開催されたMicrosoftの顧客向けカンファレンス「Ignite 2018」に合わせてAutomateのマネージドAzure版を発表しました。このカンファレンスでは、Microsoftがクラウドサービスの新機能を多数発表しました。
Chef 社は Ignite で、Chef/Azure ユーザー向けに 2 つの追加サービスも発表しました。これにより、顧客はインフラストラクチャの構成を迅速に変更しやすくなり、InSpec コンプライアンス ソフトウェアを Azure 独自のインフラストラクチャ管理ツールと連携させることができるようになります。