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パトリック・ピシェット氏が退任の意向を表明、グーグルは新たなCFOを探している

パトリック・ピシェット氏が退任の意向を表明、グーグルは新たなCFOを探している

ブレア・ハンリー・フランク

パトリック・ピシェット414
パトリック・ピシェット

グーグルの最高財務責任者(CFO)であるパトリック・ピシェット氏が、SEC(証券取引委員会)への新たな提出書類によると、このテクノロジー大手を退職する予定だ。退職日はまだ決まっておらず、ピシェット氏は後任の選定に向けてグーグルと協議しており、グーグルはこのプロセスに6ヶ月かかると見込んでいる。

ピシェット氏はグーグルプラスへの投稿で、家族と過ごす時間を増やすためにこのテクノロジー大手を辞めると述べた。

「ああ、君もそのセリフを以前に聞いたことがあるだろう」と彼は書いた。

パトリック・ピシェット
パトリック・ピシェット

ピシェット氏の話を聞くと、それは彼の場合、婉曲表現ではないことが分かる。彼は「データの切り取り方次第では」25年から30年も休みなく働き続けてきた。昨年のキリマンジャロ登山をきっかけに、妻のタマルともっと多くの時間を過ごす準備ができたという。

二人は、おそらく意外ではないが、彼の引退を記念して一緒に世界を旅することになるだろう。

ピシェット氏の退任は、過去1年間でGoogleのビジネス部門のCレベルから注目を集めた2人目の退任となる。Googleの最高事業責任者を務めていたニケシュ・アローラ氏は昨年6月に同社を退社し、ソフトバンクに入社した。後任には、Googleのベテランであるオミッド・コーデスタニ氏が就任した。