
プライスライン、カヤックを18億ドルで買収
テイラー・ソパー著
Priceline.com Inc.は本日、旅行サイトKayakの買収を発表しました。買収額のうち約5億ドルは現金、13億ドルは株式およびストックオプションで支払われました。
これはベルビューに拠点を置く旅行大手エクスペディアにとって大きなニュースです。同社は今後、より強力で強固なプライスラインとの競争に直面することになります。先月発表された決算報告では、同社の利益は予想を上回り、エクスペディアの株価は急騰しました。しかし、本日の発表を受け、株価は時間外取引で5%以上下落しました。
この取引により、今夏に上場したKayakの評価額は18億ドル(現金取得控除後16億5000万ドル、1株当たり40ドル)となりました。Kayakの経営陣は、プライスライン・グループの一員として引き続き独立して事業運営を行います。同社は毎月1億件以上のユーザークエリを処理しており、2004年にOrbitz、Expedia、Travelocityの元幹部によって設立されました。
「KAYAKはオンライン旅行調査において強力なブランドを築き上げており、その収益性の高い成長実績は、消費者からの人気と広告主にとっての価値を証明しています」と、プライスライン・グループの社長兼CEOであるジェフリー・H・ボイド氏はプレスリリースで述べています。「KAYAKはまた、世界クラスの技術力と、複数のプラットフォームやデバイスに対応した優れたユーザーインターフェースを構築する革新的な伝統を有しています。私たちは、KAYAKがグローバルなオンライン旅行ブランドを構築する計画に貢献できると確信しています。」
「ポール・イングリッシュと私は8年前、旅行の計画と予約のための最高の場所を作るためにKAYAKを設立しました」と、KAYAKのCEO兼共同創業者であるスティーブ・ハフナーは付け加えました。「世界有数のオンライン旅行会社に加わることができ、大変嬉しく思います。プライスライン・グループのグローバルな展開と専門知識は、私たちの成長を加速させ、企業としてのさらなる発展を後押ししてくれるでしょう。」
本日の取引は2013年第1四半期末までに完了する見込みです。Kayakの株価は本日、1.6%下落して31.04ドルで取引を終えました。Pricelineの株価は1%下落して627.87ドルで取引を終えました。